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【イベントレポート後編】スタートアップ企業でのリアルな働き方・活躍の秘訣とは?営業職の経験はどう活かせる?
数多くのスタートアップ転職を支援してきたdodaキャリアアドバイザーが語る!(後編)

スタートアップ企業に興味はあるけど、自分でも本当に転職できるんだろうか?面接ではどんなアピールをするべき?といったお悩みを抱えた方に向け、数多くのスタートアップ企業への転職を支援してきたdodaのキャリアアドバイザーが、スタートアップ企業のリアルな働き方や面接のポイントをお伝えします!(前編はこちら)

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dodaキャリアアドバイザープロフィール

  • 河野 智彰(こうの ともあき)
    dodaのキャリアアドバイザー歴8年。これまでに400人以上の転職を支援し、現在はマネジャー職を務める。

  • 中谷 正和(なかたに まさかず)
    dodaのキャリアアドバイザー歴13年。これまでに600人以上の転職を支援し、現在はエキスパート職を務める。

Q:現在どのような業種のスタートアップ企業の求人が増えていますか?

  • 河野:
    X-Tech(クロステック)と呼ばれる、さまざまなビジネスにITで新しい価値を生み出していく企業が多いです。例えば小売り×ITでデジタルトランスフォーメーションを起こしていくような企業などですね。サービスとしては、SaaS系や、消費者向けのWebサービスを展開するスタートアップ企業が増えていますね。

    さまざまな業界とITが掛け合わさることで新しいビジネスが生まれているので、どんな業界を経験していても、これまでの経験を活かせるIT系スタートアップが生まれてくる可能性があります。

Q:特にスタートアップ企業で募集の多い職種やポジションはありますか?

  • 中谷:
    どの職種やポジションの募集が中心になるかは、そのスタートアップの事業フェーズによると言えます。スタートアップ企業は、まずプロダクトをつくり、それを事業として成長させていくことから始めていきます。そのため創業期のスタートアップ企業では、事業開発や商品開発のポジションから募集することが多いです。

    営業職が最初からそろっていることは少なく、事業やサービスが固まってきた段階で、スケールさせていくために営業職の採用が始まります。まずマネジャークラスから採用し始め、そこからメンバークラスの営業職をどんどん採用していくというケースが多いですね。ご自身の職種が募集されるフェーズを知ることで、求人を探しやすくなるのではないでしょうか。

  • 河野:
    設立から5年以内のスタートアップ企業では、メンバーとして営業職を採用するのが初めてという企業もあります。初期メンバーの採用で重視されるのは、経験はもちろんですが、組織やビジョンとフィットするかどうかです。スタートアップ企業はビジョナリーな会社が多く、ビジョンにどれくらい共感しているかは選考でよく重視されるポイントです。

Q:スタートアップ企業で活躍し、キャリアアップするために必要なマインドについて教えてください。

  • 河野:
    最終的にスタートアップ企業をご紹介する方に共通しているのは、ご自身の市場価値を上げたいという意思のある方です。実際には、最初からスタートアップ企業だけを転職先として希望するという人は非常に少ないです。実力を伸ばしてご自身の価値を高めたいという転職理由で、業界や規模問わず紹介してほしいというご要望があれば、スタートアップ企業をご紹介しています。「新しいサービス」「将来性ある事業」「今後伸びる会社」といった軸で転職先を選ぶ方に、スタートアップ企業をご提案させていただくことが多いです。

  • 中谷:
    スタートアップ企業は、大手企業が手がけていない先進的なサービスを展開していることが多いので、あえて希少価値の高い経験を積んで市場価値の差別化を図りたい方にはおすすめできます。そのスタートアップ企業が掲げるミッションを信じ切って、とにかく行動していく人は活躍できるでしょう。
    ただ、良くも悪くも自分が会社をリードしていくという覚悟は必要です。スタートアップ企業では会社側が準備してくれることはほとんどありません。多少不便なことがあっても気にしないくらいのおおらかさや柔軟性もあるとマッチすると言えるでしょう。

  • 河野:
    大切なのは、冷静にサービスが提供する価値や実現したい世界観を見極め、自分で意思を持って入社することです。しっかりとぶれない目的を持って、自分がスタートアップフェーズから事業をリードしていく、プロダクトの責任者として事業をつくっていくという意思を持っている人は、活躍し続けることができるでしょう。

  • 中谷:
    スタートアップへの転職を成功させている方は、会社の外でもどこでも通用する力をつけていこうという意思を持った方が多いです。事業も会社も目まぐるしく変わっていくので、自分から事業を動かしていく覚悟は必要です。その分、自分で事業を動かしていくダイナミックさやワクワク感を味わうことができるので、得られる経験はとても大きいですよ。

  • 河野:
    スタートアップ企業での仕事は大変ですが、その見返りは十分あります。営業であれば、プロダクトの力に依存せず自分の腕でイチから顧客開拓をする経験を積めるので、もしもそのスタートアップ企業で経験を積んでからほかの企業に転職するとしても、転職先からも高く評価されることでしょう。事業をつくり、経営者目線を持って売り上げをつくる経験から得られる成長は非常に大きいと言えます。

Q:スタートアップへの転職を志向する方のご支援の際に意識していることはなんでしょうか?

  • 河野:
    一番大切にしているのは、転職を希望される方の価値観です。その方がどんな価値観を持っていて、転職に何を求めているのか。それをつかまないと正しく意思疎通ができず、適切なご紹介ができません。面談でお話をする中で、その方の価値観や人となりを理解することを心がけています。選考の中では、最終的なミスマッチを生まないよう、オファー面談でのフォローを意図的に大切にしています。

  • 中谷:
    個人と企業のマッチングを一番大切にしています。キャリアアドバイザーは双方の橋渡し役なので、ご本人のキャリアや希望にかなう求人かどうかを見極めて紹介することを大切にしています。経験やスキルはもちろんですが、それ以前にどんなキャリアの実現を希望されているのかを見極めることが大切ですね。やりたいことやかなえたいキャリアの整理が一人では難しいと感じる方は、ぜひキャリアアドバイザーにご相談いただければと思っています。

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