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素材・化学エンジニアのための転職活動のポイント解説セミナー
2023年12月6日開催

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dodaキャリアアドバイザーの内海と大河原が講師を務めるオンラインセミナー「素材・化学エンジニアのための転職活動のポイント解説セミナー」を開催しました。
素材・化学エンジニアの転職市場動向や、転職活動を始める際のポイントをお伝えする内容です。
今回は、セミナーのハイライトを少しだけお伝えします!

登壇者紹介

内海 嵐/写真
内海 嵐(うちうみ・らん)
dodaキャリアアドバイザー(化学領域専門)

2018年にパーソルキャリア株式会社に入社後、キャリアアドバイザーとして2,000人近くのお客さまのサポートを行う。担当した地域は九州を3年間、関東を2年間担当。その中で、機械や電気、化学系の技術職を中心として、販売、営業職、ITエンジニアなどの転職支援に携わる。
大河原 穣/写真
大河原 穣(おおかわら・じょう)
dodaリクルーティングアドバイザー(法人担当/化学領域専門)

2019年パーソルキャリア株式会社に入社。リクルーティングアドバイザー(法人担当)として、これまで、大手化学メーカーを中心に約100社の採用支援を担当。

当日のプログラム

  • 1. 開始〜概要説明

  • 2. セミナー

    素材・化学エンジニアを取り巻く転職市場の動向
    早めに押さえておきたい、転職活動の始め方

  • 3. 質問タイム

  • 4. まとめ・終了

素材・化学エンジニアを取り巻く転職市場の動向

セミナー前半では、転職市場の動向をお伝えしました。普段はなかなか見えない企業の通年の動きなども解説しています。

大河原 穣/写真

大河原 素材・化学エンジニアの転職市場は、新型コロナ感染症の影響を受けて求人数が減るタイミングもありましたが、直近2年半は求人数が大幅に増加しています。

以下のグラフのとおり、2021年4月から2023年9月にかけて、化学系の求人数は約3.11倍となっています。

私が担当している企業も積極的に中途採用を進めています。

セミナーでは、直近の求人数が増加している3つの理由にも触れながら、転職市場の動向を詳細に解説しました。

企業の通年の動き

大河原 穣/写真

大河原 ここでは、通年での企業の動きも紹介します。転職活動を始めるタイミングの参考にしてください。

次の図から分かるとおり、3月を決算期と定める企業の場合は、4月から6月にかけて新規求人が出始めます。

そして、7月から9月にかけて求人に対する採用が決まり、10月から12月にかけて年度内に足りない人材を確保するために企業の採用活動が積極的になります。その上で、翌年の1月から3月に採用活動が最も活発化します。

このように企業には通年の動きがありますが、人気の求人への応募は多く、採用が決まったことで、求人自体が終了してしまうケースもあります。常に企業の動向にはアンテナを立てつつ、4月、7月、10月、1月の入社に合わせて転職活動を開始するのがおすすめです。

ホットな採用テーマとトレンド

大河原 穣/写真

大河原 2023年に入り、企業からは以下の5つの領域に関する採用の相談を受けることが増えました。

そのため、これらの領域に関する経験やスキルをお持ちの方は今の転職市場での需要が高いと考えています。

また、企業は次の4つをトレンドとする採用活動に力を入れています。

セミナーでは、5つの領域と4つのトレンドについて、具体的な職種やポジションの話を、企業の狙いも交えながら詳細に解説しました。詳細を知りたい方はぜひアーカイブ動画を視聴してみてください!

素材・化学エンジニアのための転職活動のポイント解説セミナー アーカイブ動画

イメージ画像

素材・化学エンジニアの方へ。本動画では、素材・化学業界を専門とするdodaリクルーティングアドバイザー(法人担当)とキャリアアドバイザーがそれぞれの視点で、素材・化学エンジニアの転職市場や、企業が求める経験・スキル、素材・化学エンジニアならではの転職活動のポイントについて解説しています。

アーカイブ動画を見る

早めに押さえておきたい、転職活動の始め方

セミナー後半では、転職活動の始め方や転職事例を解説しました。

化学エンジニアの転職動向、転職活動のスケジュール

内海 嵐/写真

内海 直近2年半の転職市場の動向を見ると、2021年4月から2023年10月にかけて、化学エンジニアの新規登録数が約1.2倍となっています。

転職するかどうか決める前の情報収集のために登録される方も増えています。大河原さんから紹介したとおり、化学系の求人も増えているため、全体として化学エンジニアの転職市場は活発化していると考えています。

転職活動のスケジュールについて、応募開始から4カ月後に入社月が訪れるケースが多いです。4カ月の間で、実際に活動する期間は約2カ月です。

セミナーでは、書類選考、面接、内定、退職引き継ぎにかかる具体的な期間を含めて、解説を行いました。

書類選考・面接の通過率

内海 嵐/写真

内海 また、書類選考および面接の通過率もお伝えします。

平均値としては、次の図のとおり、19社に応募し、4社と面接を行い、そのうちの1社から内定が出ます。

あくまで平均値であり、経験を活かせる転職活動の場合は応募する企業数がさらに少ない場合もあります。しかし、キャリアアップを目指すような転職の場合は、20社以上への応募をおすすめするケースが多数です。

求人情報の見方

内海 嵐/写真

内海 20社以上に応募することを考えると、求人情報をどのように見るかも重要です。実は、求人情報での応募資格を絶対条件と捉えていない企業が大半です。

例えば、必須条件に「製品開発・研究開発・生産技術・製造技術」と記載された求人の場合、原則として、そのうちの1つを満たせば問題ないケースもあります。また、業務としての経験がない場合でも、大学の研究テーマと重複するような場合は応募してみましょう。

企業からほかのポジションの案内を受けるケースもあるため、その企業に興味がある場合は応募してほしいと思います。

職務経歴書の評価ポイント

内海 嵐/写真

内海 職務経歴書の評価ポイントは以下のとおりです。

セミナーでは、職務経歴書のサンプルをお見せしながら記載の具体例やポイントを紹介しました。経歴をアピールする方法も解説しています。

転職サポート事例

内海 嵐/写真

内海 ここからは、実際に転職をサポートした事例を紹介します。

転職をされた方は、大学院(修士)修了後、技術系アウトソーシング企業の社員として、約2年間、化学メーカーに出向し、有機合成や分析業務に従事していました。

研究開発職へのキャリアアップおよび将来の安定性を求めて転職活動を開始し、プライム上場グループの化学メーカーの研究開発職への転職に成功しました。手当込みで年収も100万円以上増加しています。

セミナーでは、転職事例の応募企業数、1次面接数、2次面接数、最終面接合格数に関する具体的な数字を紹介しながら、転職に成功したポイントに関する考察も行っています。詳細を知りたい方はぜひアーカイブ動画を視聴してみてください!

素材・化学エンジニアのための転職活動のポイント解説セミナー アーカイブ動画

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素材・化学エンジニアの方へ。本動画では、素材・化学業界を専門とするdodaリクルーティングアドバイザー(法人担当)とキャリアアドバイザーがそれぞれの視点で、素材・化学エンジニアの転職市場や、企業が求める経験・スキル、素材・化学エンジニアならではの転職活動のポイントについて解説しています。

アーカイブ動画を見る

質疑応答

ここからは、本セミナー内でお寄せいただいた質問と大河原、内海による回答の一部を紹介します。

Q

転職理由がネガティブな場合の伝え方

内海 嵐/写真

内海 企業の人事は理由の納得感を気にしています。また、企業は長期就労してもらえるかどうかを知りたいと考えます。

例えば、残業時間の長さを理由として転職する場合は、残業時間の数字、上司に相談したが改善されなかった事実、家庭の事情などを具体的に伝える必要があります。このようにネガティブな理由であっても、納得できる具体性を備えた形で伝えれば問題ありません。

Q

転職時に必要な英文のレジュメ(履歴書・職務経歴書)に関するサポート

内海 嵐/写真

内海 外資系企業も含めて英文のレジュメの提出を求める企業は決して多くありません。しかし、一部の企業では応募の際に英文レジュメの提出が求められる場合もあります。

大河原 穣/写真

大河原 グローバル化が進んでいる企業で、上司が英語でコミュニケーションを取る方の場合、英文のレジュメを求められる場合がよくあります。

dodaは、英語版の職務経歴書のサンプルも用意しております。また、転職支援の中でレジュメ作成もサポートするサービスもあります。

Q

年齢と採用率の関係

内海 嵐/写真

内海 一概に年齢が高くなると、採用率が下がるとはいえないと思います。それは、企業によりターゲット層が異なるためです。特に、アピールできる経験が豊富にあると企業も採用に前向きになります。

大河原 穣/写真

大河原 企業側の視点としても、年齢により明確に採用率が異なることはないと思います。しかし、業務内容との関係で、経験年数を重視するケースはあります。特にマネジメント業務を任せる場合は、一定の経験が求められる場合が多くなります。

Q

機器分析の経験をアピールする方法

内海 嵐/写真

内海 学生時代の経験も含めて、操作経験のある機器や分析対象について、網羅性を意識して伝えることが重要です。また、職務経歴書にそれらの経験を記載する際に人事の方の目に留まりやすいよう工夫するとよいと思います。キャリアアドバイザーと転職活動を進めていただくと、キャリアアドバイザーからの推薦時に、転職を希望される方の経験を明確に人事に伝えることもできます。

セミナーでは、ほかにも次のようなご質問を頂戴しました。

  • さまざまな経験を職務経歴書にまとめるコツ
  • DXやMIの分野を未経験で目指す場合に必要な知識や経験

これらのご質問の回答を知りたい方は、ぜひアーカイブ動画をご覧ください!

素材・化学エンジニアのための転職活動のポイント解説セミナー アーカイブ動画

イメージ画像

素材・化学エンジニアの方へ。本動画では、素材・化学業界を専門とするdodaリクルーティングアドバイザー(法人担当)とキャリアアドバイザーがそれぞれの視点で、素材・化学エンジニアの転職市場や、企業が求める経験・スキル、素材・化学エンジニアならではの転職活動のポイントについて解説しています。

アーカイブ動画を見る

参加者の声

  • 20代後半 その他

    普段深く知らない業界だったからこそ、求人やそのほかの細かな情報を知ることができて非常にためになりました。

  • 20代後半 技術職(製造業)

    転職活動の実態を具体的な数字を交えて学べ、短時間で知りたかった情報を得ることができた。

  • 60代以上 技術職(IT)

    再就職希望者ですが、興味があった業界に応募できると分かり、選択の幅が大きく広がったと思います。

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