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ワーキングマザーのためのキャリアセミナー
はたらく悩み解決のヒントが見つかる!
2023年12月15日開催

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dodaキャリアアドバイザーの萩田と小野寺、dodaリクルーティングアドバイザーの信岡が講師を務めるオンラインセミナー「ワーキングマザーのためのキャリアセミナー はたらく悩み解決のヒントが見つかる!」を開催しました。
「はたらく」に悩みを抱えるワーキングマザーに向けて、特有の不安と悩み、ライフイベントにあわせたキャリアをつくるポイントをお伝えする内容です。
今回は、セミナーのハイライトを少しだけお伝えします!

登壇者紹介

萩田 真弓/写真
萩田 真弓(はぎた・まゆみ)
dodaキャリアアドバイザー

食品メーカーや人材派遣業を経験後、2005年に株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)に中途入社。3年ほど人材派遣のコーディネーターを担当後、キャリアアドバイザーに従事。これまでさまざまな転職希望の方のカウンセリングを担当してきた。自身も産休・育休の経験を持つ。
小野寺 昌子/写真
小野寺 昌子(おのでら・まさこ)
dodaキャリアアドバイザー

新卒で、日系自動車メーカーに入社し、エンジンの新製法技術開発の業務に従事。その後、外資系産業装置メーカーで産業用熱交換機の技術営業、外資系計装装置メーカーでプロダクトマネジャー、営業企画、マネジメントの経験を経て、自身の転職経験を活かしたキャリア・就業支援をしたいと考え人材業界へ転身。外資系エグゼクティブのヘッドハンティングを含む両手型エージェントに従事。その後、2014年に株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)に入社。キャリアアドバイザーとして、機械・電機を中心とするメーカー領域、コンサルティング領域、企画職領域に従事している方を担当後、現在は、企画職領域にて、転職市場の実情を社内外に発信する役割も担うキャリアアドバイザーエキスパートとして就業。
信岡 昂平/写真
信岡 昂平(のぶおか・こうへい)
dodaリクルーティングアドバイザー(法人担当)

2019年10月にパーソルキャリア株式会社に中途入社。
法人営業として、これまで幅広い業界(BPO、物流、小売、人材業界など)を担当。

当日のプログラム

  • 1. 開始~概要説明

  • 2. セミナー

    ワーキングマザー特有の「はたらく」の不安や悩みとは?
    ライフイベントから考える、ワーキングマザーのキャリア
    ライフイベントにあわせた柔軟なキャリアをつくるためのポイントは?

  • 3. 質問タイム

  • 4. 終了

ワーキングマザー特有の「はたらく」の不安や悩みとは?

セミナーでは、はじめに、働くことに関するワーキングマザーの悩みや不安を紹介しました。

萩田 真弓/写真

萩田 私たちがキャリアカウンセリングの場で、ワーキングマザーから寄せられる悩みや不安には、以下のようにさまざまなものがあり、「育休取得前と育休取得後」「環境に関する悩みとキャリアに関する悩み」から4つの領域に分けることができます。

特に「社内にワーキングマザーのロールモデルとなる方がいない」「育休取得後に皆が退職してしまう」などは、実際に経験したことがある方も多いのではないでしょうか。私自身も同じ悩みを抱えるシーンが何度もありました。

セミナーでは、萩田と小野寺が当事者として感じたジレンマや価値観の変化も詳細に紹介しながら、キャリアカウンセリングと状況整理を活用して、不安や悩みを軽減する考え方を解説しました。

ライフイベントから考える、ワーキングマザーのキャリア

萩田 真弓/写真

萩田 ワーキングマザーの悩みや不安を軽減する考えについて解説したところで、続いて、ワーキングマザーのキャリアについて解説します。

キャリア理論

萩田 真弓/写真

萩田 はじめに、ワーキングマザーの皆さまの参考になるキャリア理論を説明します。 「ライフ・キャリア・レインボー」は、アメリカの研究者であるドナルド・E・スーパー氏が提唱したものです。

この理論では、仕事もプライベートも含めて「キャリア」を人生全体で形成するものと考えます。人は人生の各場面でさまざまな役割を担いながらキャリアを形成していくのです。

「ライフ・キャリア・レインボー」では、半円のグラフの外側にある「生活段階」「年齢」をライフステージと定義し、半円の内側にある色づけされたものを年齢ごとの役割という意味のライフロールと定義しています。そして、複数のライフロールが生活に占める割合は、ライフステージにより変わっていきます。

具体的には、「子ども」の役割を主に担うのは、20歳前後までの人です。また、「労働者」の役割を主に担うのは、20代後半から35歳までの人および50歳から60歳までの人です。一方で、35歳から40代後半までの人は、「労働者」としての役割が小さくなっています。

人生において担う役割は人それぞれであり、すべての役割を経験しない人もいますが、ご自身のキャリアを考える上で「ライフ・キャリア・レインボー」を一つの参考にしてみてください。

女性キャリアの多様化

萩田 真弓/写真

萩田 続いて、多様化する女性のキャリアの例を紹介します。

25歳で第一子を出産したAさんは、20代後半から30代前半にかけて、労働者、配偶者、親としての役割を担います。一方で、35歳で第一子を出産したBさんは、30代前半までは労働者としての役割を主に担いますが、30代半ば以降に配偶者や親としての役割が大きくなっていきます。

セミナーでは、AさんとBさんが抱えやすい具体的な悩みも紹介しながら、多様化する女性のキャリアを詳細に解説しました。詳細を知りたい方はぜひアーカイブ動画を視聴してみてください!

ワーキングマザーのためのキャリアセミナー アーカイブ動画

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「はたらく」に不安や悩みを抱えるワーキングマザーの方へ。本動画では、ライフイベントに合わせた「自分らしいキャリア」のつくり方や、企業がワーキングマザーを採用する上で重視するポイントについて、dodaキャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザー(法人担当)双方の視点からお伝えしています。

アーカイブ動画を見る

ライフイベントにあわせた柔軟なキャリアをつくるためのポイントは?

萩田 真弓/写真

萩田 ライフイベントにあわせて柔軟なキャリアを形成する際には、以下の2つがポイントとなります。

以下では、それぞれについて解説します。

長期的な視点でのライフプラン設計

萩田 真弓/写真

萩田 子どもの成長により負担する費用は上昇しますが、子育てにかかる手間は減っていきます。そのため、自分のために使える時間が増えていきます。その結果、キャリアに関して、新しい目標が見つかったり、仕事に新しいやりがいを求めたりする人が増えます。

ライフプランの設計においては、中長期的な視点が重要です。長い目でキャリアをイメージし、将来のために今できることを考えていきましょう。

転職活動を進めるに当たってのポイント

萩田 真弓/写真

萩田 中長期的な視野を持った上で転職活動を成功させるポイントについては、リクルーティングアドバイザーの信岡さんからお話を伺いたいと思います。

信岡 昂平/写真

信岡 転職活動を成功させるためには、企業側の視点を把握する必要があります。そして、企業も、転職を希望する方が中長期的な視点でどのようなキャリアを形成していきたいと考えているのかを重視します。また、企業は転職を希望する方が自社で活躍してくれるかどうかも重視します。

一方で、お子さんに関連する急なお休みがあったり、子育てをしているために働き方に制限が生まれてしまったりすることを問題視する企業は少ないです。

そのため、転職活動を成功させるためには、次の図のように、ご自身のスキルや経験を棚卸しし、それらをしっかりと履歴書や職務経歴書に記載することが大切です。

セミナーでは、具体例を用いながら、面接で評価されるポイントや人柄に関する評価について詳細に解説しています。詳細を知りたい方はぜひアーカイブ動画を視聴してみてください!

ワーキングマザーのためのキャリアセミナー アーカイブ動画

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「はたらく」に不安や悩みを抱えるワーキングマザーの方へ。本動画では、ライフイベントに合わせた「自分らしいキャリア」のつくり方や、企業がワーキングマザーを採用する上で重視するポイントについて、dodaキャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザー(法人担当)双方の視点からお伝えしています。

アーカイブ動画を見る

転職成功実例

萩田 真弓/写真

萩田 ここからはワーキングマザーとして納得感の高い転職に成功した事例を紹介します。

成功事例①

萩田 真弓/写真

萩田 販売員として働いていた30代のAさんは、柔軟な働き方ができて、コミュニケーションスキルを活かせる大手人材サービスの営業アシスタントへの転職を成功させました。

転職活動のポイントは以下のとおりです。

  • 実際に求人を探してみて相場観を理解
  • 転職先で活かせる経験・スキルの棚卸し
  • PCスキルの習得

転職先は、在宅勤務制度とフレックス制があり、仕事の合間にお子さんの送り迎えができるなど、育児と仕事を両立しやすい環境を獲得できました。

成功事例②

萩田 真弓/写真

萩田 前職ではメーカーの総合職として働いており、当時は離職中だった40代のBさんは、キャリアアップの目標が明確で、仕事と育児を両立しやすいメーカーの経営企画への転職を成功させました。

転職活動のポイントは以下のとおりです。

  • 転職先で活かせる知識やスキルの棚卸し
  • 育児との両立に関するバイアスを取り除く

転職先は、女性管理職の増加に積極的であり、子育て中の女性社員が複数在籍している安心感もあったとのことです。

成功事例③

萩田 真弓/写真

萩田 人材サービス企業で企画・管理として働いていた40代のCさんは、新たなチャレンジができ、これまでの職務経験を活かせるコンサルティング企業の企画・管理への転職を成功させました。

転職活動のポイントは以下のとおりです。

  • チャレンジしたい業界・職種の整理と、活かせる経験・知識の棚卸し
  • 転職活動を進めながら、チャレンジの幅や譲れない条件を調整

お子さんが大学に進学し、自分の人生を改めて考え直す中で実現した転職の事例です。

セミナーでは、3つの成功事例について、スライドも用いながら成功のポイントを詳細に解説しました。詳細を知りたい方はぜひアーカイブ動画を視聴してみてください!

ワーキングマザーのためのキャリアセミナー アーカイブ動画

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「はたらく」に不安や悩みを抱えるワーキングマザーの方へ。本動画では、ライフイベントに合わせた「自分らしいキャリア」のつくり方や、企業がワーキングマザーを採用する上で重視するポイントについて、dodaキャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザー(法人担当)双方の視点からお伝えしています。

アーカイブ動画を見る

質疑応答

ここからは、本セミナー内でお寄せいただいた質問と萩田、小野寺、信岡による回答の一部を紹介します。

Q

中学受験を控えている子どもがいる場合のキャリアアドバイス

萩田 真弓/写真

萩田 私も子どもが塾に通っており、天気が悪い場合は送迎もしています。お子さんと相談し、どこからどこまでに対応するかを話し合ってみると、今後の整理ができると思います。

小野寺 昌子/写真

小野寺 習い事の先生が言っていたのですが、親は子どもに何かを与える立場になりがちです。しかし、与えるのではなく、子どもといっしょに取り組むことで、親も人であり、できない物事があるのだと伝えることが大切とのことです。これを理解してもらえると、子どもが成長するようです。この話を聞いてから、私は、子どもの勉強を管理するのみならず、自分が頑張っている姿を子どもに見せるようにしています。このように違う視点を持つことで、新たな気づきがあります。

Q

介護をしながらの転職および在宅ワークの需要

萩田 真弓/写真

萩田 今後、介護が転職のきっかけになる方が増えると思います。介護をしていると時間的な制約が必要になりますが、それは子育ての場合も変わりません。そのため、介護をしながらの転職は十分可能だと考えています。

小野寺 昌子/写真

小野寺 子どもはいずれ手を離れますが、介護はいつ終わるか分かりません。介護だけに向き合い続けて数年、数十年が経過すると、後から大きなショックを受ける場合もあります。そのため、私は介護のどの部分をアウトソースできるか考えることが重要だと思います。また、リモートワークを利用して通勤時間を削減したり、隙間時間を有効活用したりすることも効果的です。介護が大変で考える時間もつくれないという場合は、考えることを私たちにアウトソースしてもらえるとうれしいです。

信岡 昂平/写真

信岡 在宅ワークについては、コロナ後も安定して求人があります。国全体でウェルビーイング(肉体的、精神的、社会的に満たされた状態)を考える動きもあるため、ご自身にあった働き方を見つけていただけるとよいかと思います。

Q

乳児がいたり、妊娠中だったりする場合の転職

萩田 真弓/写真

萩田 乳児がいると、転職やライフイベントの予定が立ちそうで立たないはずです。その場合は、保育園の活用を視野に入れて、お住まいの地域の子育て支援に関する情報収集を始めてみるのがおすすめです。

小野寺 昌子/写真

小野寺 産休や育休の制度についても調べてみてほしいと思います。転職後、1年経過後から産休や育休の制度を使える場合が多いです。子育てや妊娠に関連する制度を知った上で、計画を立てるとよいと思います。

信岡 昂平/写真

信岡 求人票の福利厚生の欄を見ると、制度や企業のスタンスが分かると思います。育児休暇などについて「男女ともに実績あり」という求人も増えています。

セミナーでは、ほかにも次のようなご質問を頂戴しました。

  • 転職において、特別なスキルがない場合のアピール方法
  • カウンセリングを受ける場合の申込方法

これらのご質問の回答を知りたい方は、ぜひアーカイブ動画をご覧ください!

ワーキングマザーのためのキャリアセミナー アーカイブ動画

イメージ画像

「はたらく」に不安や悩みを抱えるワーキングマザーの方へ。本動画では、ライフイベントに合わせた「自分らしいキャリア」のつくり方や、企業がワーキングマザーを採用する上で重視するポイントについて、dodaキャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザー(法人担当)双方の視点からお伝えしています。

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参加者の声

  • 20代後半 その他

    講師の方の実体験も含みながらの講義だったため、説得力があり親近感を持てました。育児をしながらも転職を成功された方の資料も分かりやすく、気軽に相談してみようと思えました。

  • 30代前半 販売・サービス

    登壇者の方々が働くママの先輩としての考えやいろんな人の事例を踏まえてお話ししてくださったのが、とても響きました。また企業側からの視点も知ることができ、とても参考になりました。

  • 30代後半 企画・管理

    事例が自分に似たものがあり、非常に参考になりました。質問も自分と同じような悩みを抱えている方が多く、心強く感じました。

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