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転職を成功に導くための自己分析セミナー
2023年9月15日開催

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株式会社セルフトランセンデンスの蛭田友朗さんを講師に迎え、「転職を成功に導くための自己分析セミナー」が開催されました。
転職で重要とされる自己分析をどのように進めるべきか悩んでいる方へ。本セミナーでは、転職活動の成功を定義した上で、「WILL×CAN×MUST」のフレームワークを用いて自己分析を深める手法を紹介しています。自己分析の結果が、転職活動の各プロセスでどのような効果を発揮するかまで解説するので、ぜひ読んでみてください。

登壇者紹介

蛭田 友朗/写真
蛭田 友朗(ひるた・ともろう)氏

株式会社セルフトランセンデンス

多くの企業の組織開発・人材開発や採用・転職支援をメイン事業とする株式会社セルフトランセンデンスでコンサルタントとして活躍。
新入社員や中堅社員向けに女性活躍の推進、働き方改革、次世代経営者の育成等、人事課題研修の企画を行う傍ら、自ら講師として登壇している。また、求職者向けに転職支援事業にも携わっている。
多岐にわたる領域でキャリア相談や、採用担当・求職者双方への支援を行ってきた経験から、多様な視点に基づいた転職支援を得意としている。また、自分自身の転職経験に基づき求職者の悩み・不安に寄り添い、転職後もより活き活きと働くためのキャリアサポートを心掛けている。

当日のプログラム

  • 1. 開始~概要説明

  • 2. セミナー

    転職活動の成功とは
    転職活動を成功に導くための自己分析 ※ワークあり
    自己分析の活用方法について

  • 3. まとめ〜終了

転職活動の成功とは

転職を成功に導く自己分析をするに当たり、初めに転職活動が成功した状態がどういうものか紹介しました。「転職活動の成功」というゴールを明確にすることで、必要な自己分析がより深く理解できます。

転職活動の成功とは、転職先で自分のやりたいことを実現し活躍すること

転職活動には次の3つのステップがあります。

  • STEP1:転職活動
  • STEP2:内定獲得
  • STEP3:転職後の活躍

転職活動をしていると、STEP2の内定獲得をゴールと考えてしまう場合があります。しかし、転職活動における真の成功とは内定を獲得した企業の中から自分に合った企業を選び、自分のやりたいことを実現し、企業で活躍・貢献することです。
そのため、内定獲得はプロセスの一つでしかありません。転職活動をする際は、ゴールとなる真の成功を具体的にイメージしておきましょう。

転職活動を成功に導くポイント

真の成功を目指す転職活動では、次の2つのポイントが重要です。

  • 自分が転職する理由の明確化
  • 企業が自分を採用する理由の明確化

自分の転職理由を明確にするためには、「何を変えたくて転職するのか」「転職して何をしたいのか」「どんな環境で働きたいのか」などを考えます。

企業が自分を採用する理由を明確にするためには、企業の立場で「企業が自分を採用するメリットは何なのか」「そもそも、自分はどんな人材なのか」などを考えていきます。

いずれの分析でも、自分自身を十分に理解しているかどうかが本質的なポイントです。そのためにも、本セミナーのテーマである「自己分析」が重要になります。セミナー内では、2つのポイントを明確にする方法についても解説しています。

転職活動を成功に導くための自己分析

自己理解を深めるための自己分析の手法にはさまざまなものがありますが、本セミナーでは「WILL×CAN×MUST」のフレームワークを用いて自己分析を深める手法を紹介しました。

WILL

WILLは「自分のやりたいこと」「転職を通じて実現したいこと」を意味します。

これを明確にするためには、転職を考えた背景に立ち返り、さまざまな観点から自分の思いを深掘りする必要があります。例えば、次のような質問を自分に投げかけてみましょう。

  • 「そもそも転職を考えたきっかけは?」
  • 「今までやりがいを感じた経験は?」
  • 「漠然とでも、将来どんな自分になりたいか?」
  • 「やってみたい、興味のある仕事は?」

さまざまな観点から深掘りの質問を重ねて自分の思いと本音で向き合うことで、おのずと志望業界や職種といった形でWILLが明確になっていきます。

CAN

CANは「転職先で活かせる強み」「自分の経験・強み」を意味します。

これを明確にするためには、自分の経験を肯定的に振り返り、獲得したスキルを具体的な活用エピソードといっしょに整理する必要があります。
そもそもスキルにはどんな企業でも汎用的に活かせる一般スキルと、専門性を伴うスキルの2種類があり、一般スキルの中でも「対課題スキル」と「対人スキル」はどのような業界でも重宝されます。
スキルというと大げさに聞こえるかもしれませんが、どんな方でもこれらの一般的スキルを持っています。自分の今までの経験を肯定し、ていねいに振り返る中で一般的スキルとして何を持っているのかを明確にしてみてください。

MUST

MUSTは「自分にとって譲れない信念・働き方・条件」を意味します。

これを明確にする前提として、そもそも働くことについて多様な価値観があってよいということを理解してください。例えば、人間関係を重視して働く方もいれば、やりがい、ワーク・ライフ・バランス、お金を重視して働く方もいます。

これらの価値観に善悪はなく、それぞれが違う価値観を持っていて当然です。そのため、MUSTを明確にする際は、自分に正直になり、自分が仕事に何を求めているかをじっくりと考えてみましょう。

当日のセミナーでは、ドナルド・E・スーパー氏が提唱した14の労働価値を活用した、自分が仕事に求める価値観を見つけるワークを行いました。自分が仕事をする上で大切にしたい価値観が分からない方はぜひセミナーに参加してワークを受けてみてくださいね!

自己分析セミナー

関連セミナー/イメージ画像

企業選びや書類作成、面接に活かせる自己分析の方法をお伝えするオンラインセミナーです。

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自己分析の活用方法について

最後に、転職活動を次の3つのプロセスに分けて、それぞれのプロセスで自己分析をどのように活用するか紹介しました。

  • 企業選び
  • 書類選考・面接
  • 内定

各プロセスでの自己分析を深めると同時に、企業に対する理解も深め、自分と企業の接点を分析できると転職の成功につながります。

質疑応答

以下では、本セミナー内でお寄せいただいた質問と蛭田さんによる回答の一部を紹介します。

Q

人間関係を築くのが苦手な場合、自己PRでアピールできるポイントはどのようなものがありますか?

蛭田 友朗/写真

蛭田さん 人間関係を築くのが苦手な場合は、その他のスキルでアピールしていくのが良いと思います。例えば、対人スキルではなく、対課題スキルに焦点を当ててアピールポイントを作っていきましょう。自分が仕事を進める中で意識しているポイントを振り返り、仕事の課題に自分がどのように向き合っているかを深掘りすることで、対課題スキルとしてアピールできるポイントとエピソードを作ることができます。

Q

転職する時期はいつごろが良いでしょうか?

蛭田 友朗/写真

蛭田さん 転職市場で求人が増える時期はありますが、その時期は転職希望者も増えます。そのため、タイミングによって内定の取りやすさに差が出ることはないと考えています。一方で、転職市場に常に気になる求人があるわけではないため、働いてみたいと思える求人が出てきた場合に備えて、いつでも応募できる準備を整えておくことが重要です。

セミナーでは、毎回多くの方からさまざまなご質問を頂戴し、講師がその場で回答しています。匿名で質問でき、疑問点を解消していただけるため、ぜひセミナーに参加してみてください!

参加者の声

  • 30代後半 技術職(製造業)

    ほかの受講者さんの質問に対する回答も聞くことができて、自己分析に向き合うための大変有意義で貴重な受講となりました。自分では自己PRできることがなかなか見つからなかったのですが、先生のポジティブに言い換えるという教えを頭に入れて、今後の就職活動に活かしたいと思います。
    講師の先生、スタッフの皆さま、遅い時間までありがとうございました。

  • 20代後半 公務員・教員・農林水産関連職

    今まで自分なりに自己分析を行ってきましたが、まだ分析できる点があると気づかされました。分析を深掘りすることで仕事に関して何を軸にして決めたいか、見つめ直したいと思いました。

  • 30代前半 販売・サービス

    今回のセミナーを聞き、自分の強みが明確化した気がします。
    今までも自己分析をしようと試みたことは何度かありますが、まず始め方が分からなかったのでそこからしっかりと説明していただき自分と向き合えた気がします。今回のセミナーでメモしたことを活かし、もう少し自己分析を深めていこうと思います。

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