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「事務職」としてのキャリアの未来
~リアルな事例で見る、新たなキャリアの可能性~
2023年7月14日開催

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dodaキャリアアドバイザーの松井貴史と浅田菜美が講師を務めるオンラインセミナー『「事務職」としてのキャリアの未来』が開催されました。
事務職としてどのようなキャリアを歩んでいくか悩んでいる方へ。働き方改革の推進や業務のデジタル化に伴って、事務職の業務は変化しつつあります。本セミナーでは、それらの変化を解説した上で、キャリアチェンジやキャリアアップの事例を紹介しました。今回はセミナーのハイライトを、少しだけお伝えします!

登壇者紹介

松井 貴史/写真
松井 貴史(まつい・たかし)
dodaキャリアアドバイザー

2007年に株式会社インテリジェンス(現・パーソルキャリア株式会社)へ入社。
IT・ネット業界を主として、メーカー・商社・金融・無形サービス・販売接客の各領域でキャリアアドバイザーおよびリクルーティングアドバイザーを経験。
現在は、キャリアアドバイザー領域のマネジメントを担当しながら、新規事業企画推進・人材育成企画運営・小中高生向けCSRなどに取り組む。
「絶対的な答えのない時代に、自身の納得感を持って生きていく人を増やしたい」がモットー。
浅田 菜美/写真
浅田 菜美(あさだ・なみ)
dodaキャリアアドバイザー(事務職領域を担当)

新卒で教育系の企業に入社し、個人顧客向けの営業や校舎マネジメントなどを経験した後、2018年にパーソルキャリア株式会社に入社。
入社後は、事務職・販売サービス職の求職者様のキャリアアドバイザー業務を経験。
現在は、事務職・販売サービス職の求職者様のカウンセリングを担当するアドバイザーの育成業務や運営業務に従事。
キャリアアドバイザーと話すことで気づきを得て、前向きに仕事と向き合う方を1人でも増やしたい、という想いで仕事をしています。

当日のプログラム

  • 1. セミナー内容

    第1部 事務職とは
    第2部 事務職の可能性について

  • 2. 質問タイム

第1部 事務職とは

事務職の変革期

松井 貴史/写真

松井 初めに、事務職には大きく分けて次の2つのタイプがあります。

このような事務職ですが、現在は大きな変革期にあります。業務のAI化や、新型コロナウイルスの影響を受けて、業務に次の2つの変化が起こりました。

  • オフィス勤務から在宅勤務へ
  • 手作業からデジタル業務へ

これらの変化により、事務職に求められる役割やスキルにも変化が起きています。

事務職に求められる役割・スキルの変化

変革が起こる中で、事務職に求められる役割が具体的にどのように変化したのか。この点について、業務に臨む姿勢と業務範囲からひもときました。

松井 貴史/写真

松井 これらの変化に伴って、事務職に求められるスキルが「ヒューマンスキル」と「業務遂行スキル」の2つに拡大しています。従来は、周囲への気遣いを中心としたヒューマンスキルを主に求められていた事務職ですが、これからはマネジメントや業務改善を含む業務遂行スキルが求められるようになるのです。

さらに、セミナー内では、これからの事務職に求められる業務改善の例として次の2つの事例を紹介しました。

  • 数字集計にマクロを導入することで業務改善につなげた事例
  • マニュアルを整備し業務の円滑化を図った事例

詳しい内容が気になる方はアーカイブ動画をご覧ください。

「事務職」としてのキャリアの未来 アーカイブ動画

イメージ画像

事務職の求人数の推移

松井 貴史/写真

松井 次の図の通り、2023年3月時点で事務職の求人数は、コロナ前の2019年対比2.8倍に伸長しています。これは、事務職に求められるスキルが広がり、事務職が担当する業務が増えたためです。

セミナーでは、事務職の求人市場の現状および展望について、より詳しく解説しました。気になる方は、アーカイブ動画をご視聴ください。
セミナー後半で紹介する転職事例とあわせて、あなたのキャリアパスの中で事務職の経験をどのように活かすかの参考にしてください。

「事務職」としてのキャリアの未来 アーカイブ動画

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第2部 事務職の可能性について

セミナーの後半では、3つの転職事例を用いて、これからの事務職の可能性について解説しました。
今回は「事務未経験からのキャリアアップ」に関する内容の一部をお伝えします。

事務未経験からのキャリアアップ

浅田 菜美/写真

浅田 未経験からのキャリアアップの1つ目の事例として、アパレル業界で販売職に4年間従事した方が、人材業界の営業アシスタント(営業事務)に転職した事例を紹介します。

浅田 菜美/写真

浅田 転職者の方は事務職をまったく経験していませんでしたが、社会人歴4年目に転職を成功させています。選考の過程で評価されたポイントは次の通りです。

  • 主体的に業務に取り組む姿勢
  • PCを使って業務を行った経験
  • 転職活動の軸に納得感がある

この方はアパレル店舗の店長を務めており、スタッフのマネジメント経験を持っていました。また、店長として外部のデベロッパーや業者とも密にコミュニケーションを取り、店舗の売り上げを高めるためにできる施策を検討していました。
セミナーの前半で解説したように、これからの事務職には、マネジメントや業務改善を含む業務遂行スキルが求められます。本事例における転職者の方は、これらのスキルにつながる経験を持っていた点が評価されたのです。

セミナーでは、未経験からの転職事例について、ほかにも複数の事例の解説を行っています。 さまざまなパターンの転職事例を知りたい方はぜひアーカイブ動画を視聴してみてください!

「事務職」としてのキャリアの未来 アーカイブ動画

イメージ画像

質疑応答

以下では、本セミナー内でお寄せいただいた質問と、松井・浅田による回答の一部を紹介します。

Q

DXが活発になる中で、事務職に求められるミッションはどのようなものでしょうか? 身につけておくべき知識などはありますか?

浅田 菜美/写真

浅田 実務の中では、人にしかできない業務にどれだけ能力を発揮できるかが重要です。そのため、事例でもお話しした通り、マネジメント経験を積んだり、業務改善を行ったり、AI関連のスキルを身につけたりするとよいと思います。

松井 貴史/写真

松井 社内業務のDXを進める際には、DXの方法を考えるメンバーと、その方法を実行するメンバーが必要です。そして、多くの場合、DXの目的はコスト削減や工数削減です。これからの事務職には、DXの施策を用いて、実際に目的を達成するためのフォローが求められると思います。必ずしも専門的な知識を身につける必要はないので、いっしょに仕事をしているメンバーの業務を理解し、DXの中でその業務をどのように置き換えることができるかを考える能力が重要でしょう。

セミナーでは、ほかにも次のようなご質問を頂戴しました。

  • 事務職の求職活動で有利になる資格はあるか
  • 転職回数の多さを有利な情報として使うことは可能か
  • IT業界での経験を活かせる事務職はあるか
  • 事務職に求められる経験を持っていたとしても、年齢が理由で転職が難しい場合はあるか

これらのご質問の回答を知りたい方は、ぜひアーカイブ動画をご覧ください!

参加者の声

  • 20代後半 事務・アシスタント

    今までの事務職経験を活かすためにどう動けばいいのか、現在や今後の事務職の展望などが理解でき大変ありがたい時間でした。2部での事例を聞く中で、自身の今までの経歴をブラッシュアップして、意欲や主体性などつながらないかをより深く考えるべきだと感じました。

  • 30代後半 販売・サービス

    今回の受講で事務職に持っていたイメージががらりと変わりました。機械的な事務作業だけではなく、さまざまな能力が必要だと知れて良かったです。

  • 30代前半 事務・アシスタント

    事務経験が短いのですが、些細なことでもアピールポイントに成り得ることに気づかされました。以前行っていた企画職の経験も振り返り、アピールポイントにできないか探してみようと思います。

  • 30代後半 事務・アシスタント

    個人的にはかなりポジティブな情報が多く聞けたセミナーだった。事務職として純粋な事務遂行能力が求められると思っていたが、業務改善能力など事務職に限らず求められる能力が重要になっているとのことで、今後の自己PRの内容などに活かしていきたい。

  • 20代後半 技術職(IT)

    私自身、現在、事務職求人への応募に向けて準備をしているため、今回のセミナーがタイムリーで、参加させていただきました。セミナーの内容と登壇者の意見やアドバイス、ほかの参加者から挙がった質問などに対しての回答も聞くことができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。さまざまな意見を取り入れて、今後の自身の求職活動にさらに励みたいと思いました。

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