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転職成功者のさまざまな体験談を紹介!わたしの転職エピソード

Vol.29

公開日:2019/2/25

場数を踏んで苦手だった自己アピールを克服!転職活動が自己成長につながった

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場数を踏んで自己アピールの苦手を克服!転職活動が自己成長につながった

川田 27歳/男性/転職2回目

競馬好きで、競馬情報サイトの制作をしていた川田さん。尊敬できる上司と一緒に趣味と実益を兼ねた仕事に携わり、やりがいを感じていた毎日でしたが、新サイト立ち上げで記事の方針が変わってしまい、ついに転職を決意。経験に不足はなかったものの、転職の壁となったのは以前から感じていた自己アピール力不足だった…!

Webサイト 編集・運営
Webサイト広告代理店 ディレクター
  • 20代
  • 男性
  • 未婚
  • 給与・待遇
  • 仕事が面白くない
  • 方針に疑問
  • 転職が怖い

川田さん

趣味を活かせる仕事・尊敬できる上司・やりがいがある職場環境

——前職は競馬情報サイトのお仕事ですが、選んだ理由は?

自分でも競馬に関するブログを毎日更新するほどハマっていたので、趣味と実益を兼ねた仕事にできるなと思い、選びました。

——どのような仕事をしていましたか?

企画を立てて、取材して記事を作成したり、デザインを改良したり、アクセス数アップのためにLINEやTwitterで情報を流したりと、Webサイト運営の上流から下流まですべてに携わっていました。

——大変そうですね。続けられた理由は?

尊敬できる上司がいたというのが大きいです。編集部員一人ひとりの状況を把握していて、仕事には厳しくて「こんなものが読者に響くか!」と何度も原稿を突き返されましたが、記者としての能力を伸ばしてもらった実感があります。記者としてだけでなくマネジャーとしても、職人気質な先輩を動かすやり方など、自分はその人ぐらいにまでなれないにしても、そのレベルに近づきたいと思える人でした。

それに、もともと記事を書くのが好きなので、表現にこだわって多くの人に伝える仕事はやりがいがありました。

新サイトで方向性が激変! これは一生やる仕事だろうか…?

——そんなやりがいのある仕事にもかかわらず、転職を考えたきっかけは?

新しいサイトの立ち上げで記事作成の方向性が変わってしまい、言葉や表現にこだわるより、閲覧数の稼げる記事を書かなければいけなくなったんです。面白さにこだわろうとしても、スピードを要求されるのでブラッシュアップする余裕もなく…。

——こだわって仕事ができるからこそ続けていたのに、追われるような仕事だとやりがいも半減ですね…。

ぼくがやってたサイトは業界最大手ではなかったし、ライバルのサイトに追いつくためにやらなければいけないことだとは分かります。でも、見出しや言葉づかいにもこだわらないで誰が書いても同じような記事を量産するんだったら、自分じゃなくても誰でもいいんじゃないかと思うようになってしまいました。

——具体的な転職活動はいつから始めたんですか?

すぐにでも辞めたいというわけではなかったので、5月のレースが終わって業界の繁忙期が一段落したところでエージェントに登録しました。レースがあるから日曜日は必ず仕事でしたが、平日が休めるので、働きながら気長に転職活動していこうと思いまして。でも、果たして自分が本当に転職できるかと考えると、自信がなかったですね…。

面接でコミュ力の低さを痛感!でも場数を踏んだら手応えが出てきて…

——自信がないとは、どういう部分が不安だったのですか?

新卒の就活のときもそうだったんですけど、「自分をアピールする」っていうことに自信がなかったんです。自分で自分のことを盛って話すのがどうしてもできなくて、友達はみんなうまくやってるように見えて焦りました。あれをまたやるのかと思うと、気が重かったですね…。

——記事を書く仕事だとコミュニケーションが得意な気がしますが…

レース結果や馬の戦績のデータを見ながら書く記事が意外と多いんです。取材も電話で済むほうが多かったし、そもそも取材では人の話は聞いても自己アピールする機会はありませんから(笑)。忙しくなると編集部にこもりきりになるし、積極的に外に出てコミュ力が培われるタイプの仕事ではなかったんですよ。

——そんな不安を抱えての転職活動は、どう進みましたか?

書類選考は通っても、やはり一次面接が通らないんです。面接官と話が盛り上がらない、向こうが聞きたいことに答えられてないという、自分のコミュ力のなさを痛感しましたね。

——それでも転職活動を続けられたのはなぜですか?

「社会人経験はそれなりにあるのに、なんでうまく話せないんだろう。社内のコミュニケーションに偏ってたからじゃないだろうか。じゃあ社外の人と接点を持つしか克服する方法はない!」。そう気づきました。こんなこと言うと怒られるかもですけど、面接にかこつけてよその会社を見に行こう、勉強させてもらおうと思ったんです。

——そして転職活動を続けた結果は?

面接じゃなくて見学に行くみたいな気持ちで臨んだら、今の会社との違いに気がついたりして話が弾むようになって、疑問をストレートに聞いたり、「今の自分の仕事ではこうです」と自然に受け答えできるようになっていきました。そうすると、二次、三次と進み、最終的に記事の内容や表現にもこだわれそうなWeb制作の会社に採用されました。

——今までの経験は活かせそうですか?

前職は自社サイトでコンテンツの種類も限られてましたけど、今は制作会社。クライアントから発注されるWebサイトを手掛けることになるので、ゼロから作るか・既存サイトを改修するか、サイトのユーザーが誰か、サイトの目的が何か、案件ごとに違います。いろいろな経験を身につけられそうです。年収もアップしたし、まだ新しい会社で中途採用組もたくさんいるので、切磋琢磨しながら楽しく働けそうです。

編集後記

川田さんのように外部と接点のない部門の仕事は意外と多く、それゆえにコミュニケーションに弱点があると感じる人もいるでしょう。いくら頭の中でシミュレーションしても、場数を踏む以外に上達の道はありません。転職活動は、それまで何の接点もなかった会社を見に行く大義名分にもなります。うまく答えよう、スマートに振る舞おうとせず、自分が知りたい生の情報を取材するようなつもりで臨んでみませんか。

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