スマートフォン版で表示

現在、お知らせはありません。

ランキング・データ・調査

連載 ホンネの転職白書 2014.6.2更新

2014年夏のボーナス予想!9業種中、8業種でボーナス増額を期待

このエントリーをはてなブックマークに追加

9業種中、8業種でボーナス増額を期待。景気回復の実感は個人にも広がる

22〜39歳のビジネスパーソン4,000人に、2014年夏のボーナス予想額を聞いたところ、平均38.0万円で前年比105%(1万7,000円)増加となり、前年度の本調査と比較して、ボーナスの予想額・増加率ともに高くなりました。2013年夏の調査結果では、ボーナス予想額は平均33.7万円で前年比102%(8,000円)増加と堅実な予想がみられましたが、2014年夏の調査では、企業の業績回復が先行していた状況から、ようやく景気回復の実感が個人にも広がったことが伺えます。

業種別に見てみると、9業種中、「小売/外食」を除く8業種で、前年より増えると予想されています。特に増加率が高いのは、昨年来の景気回復で業績改善がより一層進んだ「金融」で前年比107%。続いて「サービス」「メーカー」「商社」が106%。増税による消費の落ち込みの影響を受けやすい「小売/外食」は前年比99%で下降予想という結果になりました。

職種別では「金融系専門職」が前年比115%と大幅な増額が予想されているほか、円高是正で外需型メーカーの業績が回復してきたことを背景に「モノづくりエンジニア」が前年比109%、2020年に向けてさらなる大型案件の発注が予想される「建築系技術職」が前年比109%。ビジネスにおける法人企業のIT投資の案件数、投資金額が増えた「ITエンジニア」は前年比横ばいという結果になりました。

夏のボーナス平均支給額(業種別)
夏のボーナス平均支給額(職種別)

【景気回復が転職に影響?「ボーナスの金額次第で転職する人」の割合は?

「ボーナスの金額次第で転職を検討するか」という質問に対して、前年より11.6%多い、全体の52.3%が「検討する」と回答。また、この質問の2011年からの回答割合の推移を見ると、21.6%、32.1%、40.7%、そして今回52.3%と、年々、右上がりになっています。
「ボーナスの金額次第で転職を検討する人」は半数以上に上っています。このことは、もともと「転職を検討していた人」がより具体的な転職活動に移るきっかけになり、また「転職を検討していなかった人」も、増額の期待とのギャップによっては、ボーナスが転職動機になることを示しています。今年は例年以上に「ボーナス支給」を契機に転職活動を始める人が多くなりそうです。

ボーナスの金額次第で転職を検討する人の割合/昨年より何%減ったら転職する?

「ボーナスの金額次第で転職する人」が多い業種・職種は?

次に「ボーナスの金額次第で転職を検討するか」という質問に対して、「検討する」と回答した人の割合を業種別・職種別でみてみましょう。業種別で最も高かったのは「サービス」で57.4%、「小売/外食」で55.8%、「メディア」で56.6%と続きます。職種別では「ITエンジニア」で61.0%、「モノづくりエンジニア」と「企画・管理系」が56.0%となりました。
これらの回答率の高い業種・職種は、人手不足により企業の採用熱が高まっている売り手市場の業界・業種とほぼ合致しています。ボーナスをきっかけにビジネスパーソンが転職を検討するという傾向は従前からあるものの、ボーナスの増減や金額だけではなく、転職マーケットの動向で「転職を検討するかどうか」を変化させるようです。

【ボーナスの金額次第で転職を検討する人の割合(業種別)】
【ボーナスの金額次第で転職を検討する人の割合(職種別)】

調査概要

22〜39歳のビジネスパーソン4,000人に、2014年夏のボーナス予想額をアンケート調査しました。景気回復でボーナスアップへの期待が高まる中、大幅増が予想される業界、職種はどこでしょうか?さらに、ボーナスの金額次第で転職を検討するかを聞きました。

【対象者】22歳~39歳のホワイトカラー系職種の男女

【雇用形態】正社員

【調査手法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査

【実施期間】2014年3月27日 ~ 2014年3月31日

【有効回答数】4,000件

「自分は今、転職すべき?」あなたの悩みを転職のプロに相談!
エージェントサービスに申し込む(無料)
あなたのキャリアをもとに、「適正年収を」無料で診断
適正年収を診断する
このエントリーをはてなブックマークに追加

パ・リーグ スポーツ転職フェア2024夏 by doda
ハイクラス転職サービスdodaX

  • 3年目 転職