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はじめて転職する人のための転職活動の始め方セミナー
2024年1月19日開催

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株式会社セルフトランセンデンスの蛭田友朗氏を講師に迎え、オンラインセミナー「はじめて転職する人のための転職活動の始め方セミナー」が開催されました。
はじめての転職で不安を感じている方へ。
本セミナーでは、転職の目的整理から自己分析、応募、内定までの流れを3つのフェーズに分け、具体例を交えながら詳しく解説しています。
今回はセミナーのハイライトを、少しだけお伝えします!

登壇者紹介

蛭田 友朗/写真
蛭田 友朗(ひるた・ともろう)氏
株式会社セルフトランセンデンス

【略歴】
多くの企業の組織開発・人材開発や採用・転職支援をメイン事業とする株式会社セルフトランセンデンスでコンサルタントとして活躍。
新入社員や中堅社員向けに女性活躍の推進、働き方改革、次世代経営者の育成等、人事課題研修の企画を行う傍ら、自ら講師として登壇している。また、求職者向けに転職支援事業にも携わっている。
多岐にわたる領域でキャリア相談や、採用担当・求職者双方への支援を行ってきた経験から、多様な視点に基づいた転職支援を得意としている。また、自分自身の転職経験に基づき求職者の悩み・不安に寄り添い、転職後もより活き活きと働くためのキャリアサポートを心掛けている。

当日のプログラム

  • 1. 開始〜概要説明

  • 2. セミナー内容

    転職活動の第1フェーズ:目的整理
    転職活動の第2フェーズ:準備
    転職活動の第3フェーズ:活動

  • 3. 質問タイム

  • 4. まとめ~終了

転職活動の全体像と3つのフェーズ

セミナーの前半では、蛭田氏より転職の決め手となる理由、転職のブレーキとなっている事柄、また転職活動の3つのフェーズについての解説がありました。

転職の決め手となった主な理由

蛭田 友朗/写真
蛭田氏

転職の理由は人によりさまざまですが、次のような理由を決め手として転職活動に臨む人が多いです。

  • 将来の目標に向けて一歩前進したい
  • ほかの業界・企業でやりたいことが見つかった!
  • 今の会社で働くことに限界を感じている(体力・キャリア・福利厚生など)
  • 転職せざるを得ない状況にある(会社や家庭の事情など)

セミナーでは、転職理由について参加者にもチャットで回答してもらいました。

転職へのブレーキになっている事柄

蛭田 友朗/写真
蛭田氏

転職にブレーキがかかっている方の多くに共通してあげられるワードは「心配」や「不安」です。具体例として次の4つがあります。

  • 転職してまでやりたいことがはっきりしていない
  • 今の会社・仕事にもいいところがある
  • そもそも何をどうすればいいのかよく分からなくて踏み出せない
  • うまく転職できるか自信がない

そもそも転職活動において、何をすべきか分からないという不安もあるようです。

転職の決断とスタートを後押しするものとは

蛭田 友朗/写真
蛭田氏

転職の決断にいたるまでに、多くの方が「迷い」や「不安」を抱えています。これらを解消しスタートを後押しするためには、次の2つが重要です。

  • 転職活動に対する迷いの解消
  • 不安の解消

セミナーでは、迷いと不安を解消する具体的な方法について解説しました。

3つのフェーズの説明

蛭田 友朗/写真

蛭田氏 転職活動には、以下の3つのフェーズがあります。

転職活動の全体像と3つのフェーズ

後悔しないように、各フェーズのポイントを押さえて、転職活動を始めることが重要です。

3つのフェーズで押さえるべきポイント

セミナーの後半では、3つのフェーズで押さえるべきポイントを詳細に解説しました。

目的整理のポイント

蛭田 友朗/写真

蛭田氏 何を求めて転職するのかという目的を整理するためには、次の2つの問いに向き合いましょう。

  • 今、何を変えたいのか?
  • 具体的に、どう変えられるのか?

転職に向けた目的を整理するために、自分の本音に向き合い、なぜそう考えるのか深掘りしていくことが重要です。また、転職ありきで考えるのではなく、転職以外の選択肢も含めて、広い視野で柔軟に検討するのが望ましいでしょう。

セミナーでは、転職する目的整理のための2つの問いについて、具体例を交えながら詳しく解説しています。

転職に向けた4つの準備

蛭田 友朗/写真

蛭田氏 転職を決断した後は、動き出しに向けた準備を始めます。ここでは転職に向けた4つの準備についてのポイントを解説します。

1. 自己分析

4つの準備の1つ目は「自己分析」です。

自己分析の方法はたくさんあります。その中でも「WILL、CAN、MUST」の明確化をおすすめします。

WILLは「自分のやりたいこと」「転職を通じて実現したいこと」を指します。CANは「転職で活かせる自分の経験・強み」を指します。MUSTは「自分にとって譲れない信念・働き方・条件」を指します。

これら自分自身のWILL、CAN、MUSTの3つの要素を明確化し広げていくことで、自己分析をより深められます。

フェーズ2:準備①自己分析

セミナーでは、この3要素について、具体例を交えながら詳しく解説しています。

2. 転職サービスの登録

4つの準備の2つ目は「転職サービスの登録」です。

転職サービスに登録する際は、3つのポイントがあります。

1つ目のポイントは、求人広告型や転職エージェント型など、どんな転職支援サービスがあるかを理解することです。

2つ目のポイントは、各転職サービスには、それぞれ強みや特長があるため、自分に合ったものを探すことです。

3つ目のポイントは、登録する転職サイトやエージェントの数についてです。たくさん登録する方もいれば、1社に絞って活動する方もいます。自分のペースややり方に合わせて選んでいただきたいと思います。

セミナーでは、これらの3点を踏まえ、求人広告型や転職エージェント型のサービスを詳しく解説しています。

3. 求人チェック

4つの準備の3つ目は「求人チェック」です。

求人をチェックする際、まずは、自分が気になる求人を10件から20件程度、リストアップします。その後、リストアップした求人を比較して、その共通点から自分の興味の傾向を分析し、自己理解を深めます。

例えば、仕事内容、企業理念、働く環境、社風など自分がどんなポイントに興味をそそられるのかを分析していきます。

その先は、求人を読み込み、仕事に対する理解を深めます。気になる求人は、その企業で働く具体的なイメージを構築できるまで読み込みましょう。

企業のHPや新卒採用向けのページなどを見ると、いろいろな角度から情報が集められ、仕事に対する理解をより深めることができます。

4. 転職軸の明確化

4つの準備の4つ目は「転職軸の明確化」です。

転職軸とは、自己理解と仕事理解の接点を指します。自己理解は転職活動において大事ですが、それだけでは転職活動がうまくいかず、後で軸が揺らいでしまうことがあります。

そのため、自己理解を深めたうえで、仕事理解も深め、転職軸を明確化します。

フェーズ2:準備④転職軸の明確化

転職活動の3つの大まかな流れ

蛭田 友朗/写真

蛭田氏 転職活動が動き出した後の大まかな流れは、次の3つに分かれます。

  • 応募
  • 選考
  • 内定・入社準備

1つずつ解説していきます。

1. 応募

蛭田 友朗/写真

蛭田氏 多くの求人に応募して転職活動を進める人もいます。しかし、私は、自分にマッチしていない求人にまで応募するのは非効率だと考えます。 応募する企業を選定する際は、次のようなチェックリストを使いながら、自分と企業がマッチしているかどうかを検討してみるのがいいでしょう。

フェーズ3:活動①応募

しかし、すべてのチェック項目をクリアする求人はほとんどありません。応募する企業を決めるうえでは、チェック項目のうちどれが妥協できるのか、また落としどころはどこなのかを見つけることがポイントになります。

2. 選考

選考については以下の3つのポイントに気をつけましょう。

1つ目は、自分視点と企業視点のバランスです。自己分析は大切ですが、企業の視点も考慮しましょう。つまり、企業側が求める人材像を理解して、自分がどう映るかを考える必要があります。

2つ目は、ネガティブからポジティブへの変換です。転職にはネガティブな要素がつきまといますが、それをポジティブな表現に変えることが大切です。

3つ目は、具体的なエピソードの検討です。企業へ志望動機や自己PRを伝える際に、自分の強みや経験だけでなく、それを根拠付ける具体的なエピソードを用意しておくことが重要です。

フェーズ3:活動②選考

セミナーでは、以上3つのポイントについて具体例を交えながら詳しく解説しています。

3. 内定・入社準備

内定を承諾する場合は、本当にこの会社に転職して目的が達成されるのかを検討し、後悔のない選択をしましょう。内定承諾の返答がすぐにできない場合でも、放置せず回答期限を確認し調整します。

前の会社を退職する際も、遅くとも1カ月前には直属の上司に口頭で退職の相談を済ませ、新しく入る会社には、余裕を持ったスケジュールで入社希望日を伝えておくのがベターだと考えています。

【要注意】労働契約上の「内定」とは?

本記事内では「企業から採用条件通知書が発行されたタイミング」を内定と呼んでいます。 しかし、労働契約上は採用条件通知書が発行されただけでは「内定」とはなりません。

企業から「採用条件通知書」が送付され、求職者が求人企業に対し、入社日・年収等重要な条件を踏まえ、就業することの意思表示をした状態が労働契約上の内定となります。
ですから、退職交渉の開始や他社選考の辞退は、労働契約が成立してから 行ってください。
dodaエージェントサービスを利用している場合は、キャリアアドバイザーに相談しながら、慎重に進めてください。また、ご自身で企業と直接やり取りしている場合は、エビデンスが残る形で進めていただくのが安全です。

参加者の声

  • 20代前半 技術職(製造業)

    短い時間の中で、自分にとって気付きのある時間を過ごさせていただきました。今日のセミナーを振り返りつつ、転職活動を頑張りたいと思います。

  • 20代後半 事務・アシスタント

    転職しようと考えたものの、転職活動自体が初めてだったため何の知識もありませんでした。
    今回のセミナーで、まず自分が何をすべきか明確になった気がします。

  • 30代前半 その他

    講師の方の説明の仕方や資料などとても分かりやすかったです。親切ていねいな口調も聴いていて励みになりました。

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