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正社員の年収中央値は?年齢別・都道府県別にも解説 平均年収ランキング【2022年版】

  • #給与・お金
  • #ランキング

更新日:2023/02/27

2021年9月~2022年8月の1年間にdodaサービスに登録した人のうち、20歳から65歳まで約56万人の年収を、ここでは平均ではなく「中央値」でご紹介します。日本のビジネスパーソンの年収中央値はどれくらいなのか、あなたの年収も念頭に置きながらぜひ参考にしてみてください。

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正社員の年収中央値は?平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】

年収中央値とは?平均年収との違い

「一般的な人の年収」を知るには、年収を「平均」で見る以外に「中央値」で見る方法があります。では「中央値」とは何でしょうか?中央値とは、データを大きさ順に並べたときにちょうど「真ん中にある値」のことです。例えば、5人分の年収データがあれば、真ん中の3番目に高い年収が中央値です。つまりデータの「位置関係」を軸にした値ですので、5人の中に極端に年収が高い人がいたとしても、年収中央値自体は影響を受けません。

一方、年収の「平均」とは、すべての年収データを足して個数で割った値です。もし5人の中に1人だけ極端に年収が高い人がいた場合、平均値ではその年収も含むことになりますので、中央値で見た場合よりも高くなります。膨大な年収データの中にはこのような高額年収のデータを必ず含みますので、平均年収は年収中央値よりも高くなります。

日本で働く正社員の年収中央値は?

実際に日本で働く正社員の年収中央値と平均年収はいくらでしょうか?
調査対象とした約56万人のデータの年収中央値、すなわち「ちょうど真ん中の年収」は350万円です。下の年収分布グラフを見ると、「300万円未満」と「300万円~400万円」の人の割合を合わせれば半数を超えていますので、全体の真ん中もこの年収帯の中に入ります。

一方、平均年収は403万円です。少数とはいえ数千万円を稼ぐような高額年収のデータにも引っ張られて、中央値よりも少し高い金額となっています。 男女別に見ると、男性の年収中央値は400万円(平均年収は449万円)、女性の年収中央値は303万円(平均年収は347万円)となっています。

年収分布
年収分布
男性
中央値 平均値
400万円449万円
女性
中央値 平均値
303万円347万円

年代・年齢別に見る年収中央値

年代ごとの年収の中央値と平均値

年収中央値を年代別に見ると、20代が310万円、30代が400万円、40代が450万円、50代以上が500万円となっています。男性は各年代で50万円から100万円上がっているのに対し、女性の場合は30代で350万円になってからは10万円しか上がっておらず、年代による差がほとんどありません。

年代 全体 男性 女性
中央値 平均値 中央値 平均値 中央値 平均値
20代310万円342万円350万円365万円300万円319万円
30代400万円435万円450万円474万円350万円377万円
40代450万円495万円500万円562万円350万円400万円
50代以上500万円596万円600万円658万円360万円424万円

年齢ごとの年収の中央値と平均値

もう少し粒度を細かくして、20歳から65歳までを1歳刻みで年収中央値と平均値をまとめました。20代前半で社会人をスタートした場合、250万円~300万円くらいからスタートする人が多く、20代後半までは比較的上がりやすくなっています。年収のピークは男女ともに60歳が一つの目安です。まずは、あなたの年齢・性別で一般的な年収はどのくらいなのか、数年先の年収がどれくらいなのかをこの表を見て参考にしてください。
(年収の上がり幅をイメージしやすいように、表の下に年齢ごとの年収をグラフにして掲載していますので、そちらもご覧ください)

年齢 全体 男性 女性
中央値 平均値 中央値 平均値 中央値 平均値
20歳250万円271万円250万円282万円240万円258万円
21歳250万円267万円250万円286万円240万円252万円
22歳250万円277万円280万円294万円250万円261万円
23歳276万円286万円300万円300万円250万円272万円
24歳300万円305万円300万円321万円280万円289万円
25歳300万円331万円340万円349万円300万円314万円
26歳340万円351万円350万円371万円300万円331万円
27歳350万円369万円380万円391万円330万円344万円
28歳360万円383万円400万円409万円340万円353万円
29歳380万円395万円400万円422万円350万円362万円
30歳400万円407万円400万円436万円350万円368万円
31歳400万円416万円420万円449万円350万円369万円
32歳400万円427万円430万円463万円350万円373万円
33歳400万円431万円450万円468万円350万円376万円
34歳400万円434万円450万円472万円350万円375万円
35歳400万円442万円450万円483万円350万円381万円
36歳420万円454万円470万円500万円350万円382万円
37歳420万円462万円480万円511万円350万円390万円
38歳430万円472万円500万円523万円360万円393万円
39歳422万円471万円490万円523万円350万円393万円
40歳430万円479万円500万円540万円350万円392万円
41歳440万円481万円500万円546万円350万円391万円
42歳450万円491万円500万円552万円360万円404万円
43歳450万円494万円500万円557万円360万円402万円
44歳450万円495万円500万円560万円360万円404万円
45歳450万円499万円520万円572万円360万円398万円
46歳450万円502万円500万円574万円350万円395万円
47歳450万円503万円500万円576万円350万円400万円
48歳450万円509万円500万円573万円360万円410万円
49歳450万円516万円503万円586万円350万円407万円
50歳450万円532万円540万円607万円350万円411万円
51歳490万円540万円550万円612万円350万円412万円
52歳500万円558万円550万円625万円350万円418万円
53歳500万円577万円600万円653万円350万円423万円
54歳500万円586万円600万円661万円360万円423万円
55歳540万円612万円600万円679万円360万円432万円
56歳550万円639万円600万円701万円390万円454万円
57歳532万円626万円600万円688万円350万円422万円
58歳550万円636万円600万円686万円360万円440万円
59歳600万円681万円650万円724万円400万円460万円
60歳650万円721万円700万円758万円400万円483万円
61歳580万円649万円600万円671万円360万円463万円
62歳500万円589万円500万円616万円350万円415万円
63歳500万円571万円500万円594万円320万円389万円
64歳480万円587万円500万円611万円350万円401万円
65歳480万円585万円500万円603万円350万円403万円

年収はどのように上がっていく?

年収がどのように上がっていくのかをイメージしやすいように、男女別に各年齢の年収の中央値と平均値をグラフにしました。

年齢別の年収中央値と平均年収

男性の場合、40歳手前まで中央値も平均値もあまり差がなく、年齢が上がるにつれて年収も徐々に伸びていきます。そして40代に入ると年収中央値では500万円のまま伸びませんが、平均値では徐々に年収が上がっていきます。40代前半で出世コースに乗るかどうかで年収に差がついていくのが実態ではないでしょうか。50歳で中央値は少し上がり平均と近づきますが、以降の数年間は年収が伸びにくくなっています。

女性は30歳手前まで中央値も平均値もあまり差がなく、年収が徐々に上がっていきます。しかし年収の中央値は30歳でストップし、50代半ばまで350万円~360万円の年収が続いています。一方、平均値で見れば年収は緩やかに上がっていきますが男性ほどではありません。結婚・出産でキャリアをストップしたり、育児のために仕事量をセーブしたりすることで年収が上がりにくいことや、昇進する人が少ないことが主な理由として考えられます。

男女ともにピークは60歳です。60歳を超えて再雇用、再就職をする人が多いためか、60歳以降は年収が下がっています。

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都道府県別の年収中央値

都道府県を年収の中央値が高い順に並べました。

最も高いのは東京都で、年収中央値は400万円です。神奈川県が377万円、千葉県と愛知県が360万円、そして茨城県をはじめ20の府県が350万円と続きました。

男性では東京都と神奈川県の年収中央値が同じ420万円で最も高く、そして千葉県をはじめ21の府県が400万円となりました。女性では東京都が350万円、神奈川県が330万円、千葉県が310万円と続き、愛知県を含め36もの道府県が300万円となりました。

都道府県 全体 男性 女性
中央値 平均値 中央値 平均値 中央値 平均値
東京都400万円440万円420万円494万円350万円388万円
神奈川県377万円423万円420万円478万円330万円358万円
千葉県360万円410万円400万円462万円310万円344万円
愛知県360万円399万円400万円445万円300万円333万円
茨城県350万円400万円400万円439万円300万円335万円
栃木県350万円396万円400万円436万円300万円325万円
群馬県350万円375万円400万円412万円300万円317万円
埼玉県350万円401万円400万円448万円300万円340万円
山梨県350万円383万円400万円419万円300万円323万円
岐阜県350万円386万円400万円424万円300万円325万円
静岡県350万円391万円400万円431万円300万円325万円
三重県350万円394万円400万円433万円300万円324万円
富山県350万円379万円400万円415万円300万円315万円
石川県350万円376万円400万円415万円300万円319万円
福井県350万円377万円400万円411万円300万円314万円
長野県350万円380万円400万円418万円300万円319万円
滋賀県350万円391万円400万円437万円300万円321万円
大阪府350万円383万円400万円428万円300万円333万円
兵庫県350万円391万円400万円443万円300万円327万円
奈良県350万円377万円400万円426万円300万円318万円
岡山県350万円372万円389万円411万円300万円314万円
広島県350万円381万円400万円422万円300万円319万円
山口県350万円387万円400万円424万円300万円320万円
香川県350万円381万円400万円417万円300万円325万円
和歌山県346万円366万円360万円394万円300万円315万円
大分県346万円372万円374万円410万円300万円310万円
宮城県340万円370万円380万円411万円300万円315万円
福島県340万円366万円380万円402万円300万円305万円
京都府340万円376万円387万円423万円300万円327万円
徳島県340万円371万円380万円410万円300万円310万円
愛媛県340万円372万円362万円410万円300万円309万円
福岡県340万円370万円380万円412万円300万円318万円
長崎県340万円371万円366万円411万円300万円312万円
北海道330万円369万円370万円408万円300万円313万円
青森県330万円361万円359万円389万円289万円311万円
佐賀県330万円367万円369万円405万円300万円314万円
鹿児島県330万円358万円360万円396万円290万円303万円
新潟県322万円361万円350万円395万円300万円304万円
岩手県320万円354万円350万円386万円280万円302万円
山形県320万円362万円350万円395万円288万円303万円
鳥取県320万円347万円350万円376万円280万円303万円
島根県320万円360万円370万円393万円300万円308万円
熊本県320万円364万円360万円403万円300万円310万円
宮崎県306万円360万円350万円395万円280万円307万円
秋田県300万円351万円350万円386万円289万円299万円
高知県300万円349万円340万円376万円300万円313万円
沖縄県300万円341万円325万円363万円280万円311万円

職種・業種別年収中央値ランキング

職種別

中央値で年収が高い職種を並べたところ、最も年収が高いのは「医師」で、中央値は855万円です。「医師」は中央値と平均値の差が最も大きい職種となっていますので、医師の中でも人によって年収の差が大きいと言えます。2位は「運用(ファンドマネジャー/ディーラー)」で710万円、3位は「投資銀行業務」で700万円となっています。

順位 職種名 中央値 求人
職種分類名 平均値
1位医師
技術系(メディカル/化学/食品)
855万円
1,027万円

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2位運用(ファンドマネジャー/ディーラー)
金融系専門職
710万円
845万円

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3位投資銀行業務
金融系専門職
700万円
850万円

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4MR
営業系
650万円
700万円

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4プロジェクトマネジャー
技術系(IT/通信)
650万円
686万円

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業種別

中央値で年収が高い業種を並べたところ、最も年収が高いのは「たばこ」業界で、中央値は700万円です。2位は600万円の「投信/投資顧問」で、業種の中で最も平均値との差が大きくなっており、収入の個人差が大きい業界と言えます。3位は「医薬品メーカー」で550万円となっています。

順位 業種名 中央値 求人
業種分類名 平均値
1位たばこ
メーカー
700万円
769万円

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2位投信/投資顧問
金融
600万円
768万円

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3位医薬品メーカー
メディカル
550万円
617万円

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4財務/会計アドバイザリー(FAS)
サービス
500万円
584万円

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4トイレタリー
メーカー
500万円
552万円

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4証券会社
金融
500万円
575万円

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4総合電機メーカー
メーカー
500万円
545万円

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4医療機器メーカー
メディカル
500万円
537万円

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中央値で見る生涯年収

年収中央値で算出した推定生涯年収がこちらです。22歳から65歳まで正社員として働き続けたと仮定して、各年代における年収中央値を年数分掛けて合計したものを中央値での推定生涯年収としています。平均値の場合も同様の計算方法で算出しています。
全体の年収中央値は1億8,980万円、男性は2億1,900万円、女性は1億5,160万円となっています。ただし、この金額には退職金を含めていないこと、離職中の無収入期間などを考慮したものではありませんので、あくまでも参考値としてご覧ください。

全体
中央値 平均値
1億8,980万円2億1,568万円
男性
中央値 平均値
2億1,900万円2億3,808万円
女性
中央値 平均値
1億5,160万円1億7,106万円
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【雇用形態】正社員
【有効回答数】約56万件
※平均年収:手取りではなく支給額
※順位算出:平均年収(万円)の整数で順位づけ
※生涯賃金の算出方法:20代(22歳~)、30代、40代、50代以上(~65歳)における平均年収を年数分掛けて、合計した金額(退職金は含まない)(4つの年代区分のデータに不足がある場合は算出なし)
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