LGBTQ当事者/免疫機能障害/50代/事務への転職ストーリー

免疫機能障害の方の転職体験談免疫機能障害の方の転職体験談

2回の転職支援で「はたらく」をより良いものに。マイノリティである自分の体験を100%キャリアに反映することができました

I.K.さん 50代 免疫機能障害/LGBTQ当事者

転職活動期間
3ヶ月
前職
外資系コンサル業 人事(DE&I担当)
現職
外資系IT・通信業 人事(ダイバーシティ&インクルージョン担当)

高校卒業後アメリカに留学。経験を積み、帰国後も語学を活かしてはたらく

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私は、高校時代にアメリカ文化に興味を持ち、海外に憧れるようになりました。私が生まれ育ったのは田んぼばかりの田舎町で、当時学校も友人も、留学の情報など全くない環境でした。それでも私は、英語を猛勉強して情報を集め、アメリカの大学に進学しました。在学中に自分自身でネットワークを広げ、卒業後はアメリカのIT企業に就職しマーケティングや営業を学びました。その後も現地で転職したり、30代半ばまで海外生活を送りました。

やむを得ない事情で帰国することになり、日本で最初の就職は、当時アメリカではたらいていた会社の東京オフィスでした。留学生を支援する会社で、留学プログラムを作ったり、留学前の模擬授業の講師もしていました。そのうち、もっと大きな組織で、さらに英語力が活かせる仕事がしたいと考えるようになり、大手語学会社に転職しました。

原因不明の体調不良は、HIV感染だった

語学会社ではたらき始めた2年後、頭痛や発熱などの体調不良が続き、HIVに感染していることがわかりました。これからどうやって生きていけばいいのか、会社に知られたくない、当時はその一心でした。

LGBTQ当事者である私は、性的マイノリティであり、またHIV感染による免疫機能の障害者でもあり、ダブルマイノリティです。自身がLGBTQ当事者であることは会社にも話していましたが、当時の社会にはHIVに関する知識も広まっておらず「周囲に受け入れられない」という不安が今以上に大きかったのです。治療のため通院しなければなりませんでしたが、私は「会社に知られないように…」そればかりを考えていました。職場に隠し続けながら就労を継続し、不安が付きまとった期間は3年続きました。

dodaチャレンジのキャリアアドバイザーとの出会いで救われた

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dodaチャレンジには実は2回、転職支援してもらっています。1度目は5年前、2度目は3年前に利用しました。

最初にdodaチャレンジに登録したときは、まだHIV感染者としてのキャリアの将来に不安は続く中でした。精神的にも限界にきていたのかもしれません。「転職エージェントを利用してみようかな…」と覚悟を決め、LGBTQ当事者でありHIV感染による免疫機能障害があることを隠さずに登録しました。これでdodaチャレンジからの対応がなければ仕方ないと諦めてもいましたが、すぐにキャリアアドバイザーから連絡があったんです。心の底から嬉しかったですね。私は最初に、「HIVに感染していてもはたらけますか?」とたずねました。キャリアアドバイザーの返答は「大丈夫ですよ。はたらけますよ」でした。その言葉でどれだけ安堵したことか、私は忘れません。

1回目の転職で紹介されたのは外資系を中心に大手企業ばかり

登録した当時の私は、とにかく自分に自信がありませんでした。病気のことを知られたら周りから受け入れてもらえないのではないか、いつもそんな心境でいましたから。ですので、転職することで、「何をやりたい」「どんな仕事がしたいのか」そういった希望は一切なかったんですね。ただ私は、病気のことを隠さずに安心して、正社員ではたらけることだけを望んでいました。そんな状況でしたが、キャリアアドバイザーは、私のキャリアについて丁寧に話を聞いてくれ、英語力以外にも、ゼロから生み出す構築力と行動力が私の強みだと、外資系を中心に、コンサルティング、IT、金融、教育、サービス、医療系など幅広い業界の企業を紹介してくれました。

病気や障害のことは、1次面接の段階で、自分から話そうと決めていました。とても緊張しながら話したように記憶していますが、面接官がとても自然に、普通に対応をしてくれて、「これでいいの?」と拍子抜けするほどでした。さらに、「配慮して欲しいことはありますか?」と確認までしてくれて、3ヶ月に一度の通院ができれば良いこと、それ以外の配慮は特に必要ないことを伝えました。

はじめての人事職で、広がったキャリア

転職したのは外資系IT企業です。人事部門で社保手続きや労務管理、外国籍社員の入退社手続きを担当しました。はじめて大企業の人事の仕事をして、専門スキルが身に付いていくのは楽しかったですね。少しずつ自信も意欲も回復していきました。入社して2年近く経った頃、業務にも慣れてきて、もう少し人事全般を把握できる仕事がしたいと思うようになりました。

キャリアアップのため、dodaチャレンジで2度目の転職活動

「今以上にキャリアを広げていきたい」とキャリアアドバイザーに率直に気持ちを伝えたところ、「すぐにご紹介できないこともありますが、I.Kさんに合った企業がありましたら、ご連絡しますね」とおっしゃってくれました。嫌なそぶりもなく受け入れてくれて、信頼度はさらに上がりました。

dodaチャレンジでの2回目の転職活動で内定を頂いたのは、外資系コンサルティング企業です。ダイバーシティ&インクルージョンの推進担当としての採用が、入社の決め手でした。LGBTQ当事者として、障害者として、そして英語圏でのマイノリティ経験も活きてくる仕事です。私に与えられた使命ではないかと感じました。ダイバーシティ&インクルージョン推進は、全社で取り組むことなので、影響も大きく、やりがいもあります。そして、あれだけ隠し続けていたHIV感染のことも、周りにはたくさんの理解者がいて、孤独ではありませんでした。苦しかった経験が、誰かの役に立つことができる、人生とはこうつながっていくのか、と思いましたね。

現在ー、ダイバーシティ&インクルージョンの仕事は、私の使命

そして今、私は、コンサルティング企業からさらに転職をして、外資系IT通信企業の人事部でダイバーシティ&インクルージョン担当としてはたらいています。転職した経緯としては、dodaチャレンジでの1回目の転職で入社した外資系IT企業の元上司の紹介でした。社会から自分が必要とされていると実感できて、声をかけてもらったときは本当に嬉しかったです。前職での経験をさらに還元できる仕事ができていることを担当のキャリアアドバイザーに報告したところ、私のキャリアアップを応援してくれました。

キャリアアドバイザーは、生涯にわたり私のキャリアの伴走者

HIVに感染してからの3年間、ひとりで悩みに悩んで苦しんで、覚悟の気持ちで登録したdodaチャレンジ。キャリアアドバイザーの「大丈夫ですよ」の一言はとても大きなものでした。私のように、すべての方が、精神的に安心できる状態ではたらける社会をつくっていきたい。障害があっても、LGBTQ当事者であっても、マイノリティもマジョリティも区別なく、お互いを理解し合い、すべての方が安心した心持ちではたらける社会づくりに貢献していきたいと思います。

免疫機能障害の方からのメッセージ免疫機能障害の方からのメッセージ

メッセージ

障害や年齢など、自分では「壁」だと思っていることが、実は、社会で必要とされる「可能性」であると今は思っています。私は、HIV感染による免疫機能障害が、生きていく「壁」だと思い込んでいました。しかしキャリアアドバイザーと話して、人生がガラリと変わりました。壁だと思っていた障害が、今は自分の体験として、それまで考えてもいなかった人事やダイバーシティというキャリアに100%反映できています。
病気になった自分をずっと受け入れられなかった私を、最初に受け入れ理解者となってくれたのがdodaチャレンジのキャリアアドバイザーでした。いま、苦しい思いをされている方、悩まれている方は、どうか一人で抱え込まず、dodaチャレンジにご登録してご相談されてみてください。きっと可能性が広がるはずです。

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