スマートフォン版で表示

現在、お知らせはありません。

ランキング・データ・調査

みんなが退職を考えたきっかけは?

転職理由ランキング<2016年10月~2017年3月>  職種別

あなたと同じ職種で働く人が転職しようと思った理由は?10の業種別に、会社を退職するきっかけになった“転職理由”の傾向を、2016年10月~2017年3月の半年間に転職活動を行った約3万5,000人のデータをもとに分析します。

このエントリーをはてなブックマークに追加

6職種で「給与に不満がある」の割合が上昇。転職で年収アップを狙う傾向が強まる

10職種別での転職理由の1位は、8職種(「営業系」「ITエンジニア」「販売・サービス系」「建築・土木系技術職」「専門職系(コンサルタント・金融・不動産・流通)」「メディカル系専門職」「クリエイティブ系」「事務系(アシスタント職)」)では「ほかにやりたい仕事がある」、2職種(「企画・管理系」「モノづくりエンジニア」)では「会社の将来性が不安」となりました。6職種(「営業系」「ITエンジニア」「販売・サービス系」「建築・土木系技術職」「クリエイティブ系」「事務系(アシスタント職)」)で「給与に不満がある」の割合が上昇しています。転職で年収アップを狙う傾向が強まっているようです。

営業系

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある12.9%0.5pt
2位2位会社の将来性が不安9.7%0.2pt
3位3位給与に不満がある8.6%0.3pt
4位4位残業が多い/休日が少ない7.5%0.2pt
5位6位業界の先行きが不安3.5%0.2pt
6位7位U・Iターンしたい3.4%0.2pt
7位5位会社の評価方法に不満がある2.8%-0.6pt
8位10位ノルマが厳しい2.8%-0.1pt
9位8位専門知識・技術を習得したい2.7%-0.3pt
10位11位土日祝日に休みたい2.6%-0.3pt

「営業系」では、1位「ほかにやりたい仕事がある」が0.5pt上がり、12.9%になりました。「企画・管理系」や「専門職(コンサルタント・金融・不動産・流通)」など営業系の経験者に人気が高い職種の求人では、コミュニケーション力や主体性が比較的高い傾向のある営業系の経験者も歓迎する求人が増えているため、転職でやりたい仕事に就こうとする人が増加傾向です。

ITエンジニア

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある10.6%-0.7pt
2位3位給与に不満がある9.5%1.2pt
3位4位会社の将来性が不安7.2%0.3pt
4位2位専門知識・技術を習得したい7.1%-2.0pt
5位6位残業が多い/休日が少ない4.8%-0.6pt
6位5位市場価値を上げたい4.2%-1.5pt
7位8位U・Iターンしたい3.7%0.3pt
8位7位幅広い経験・知識を積みたい3.1%-0.6pt
9位9位会社の評価方法に不満がある2.9%0.5pt
10位11位雇用形態を変えたい1.8%0.0pt

「ITエンジニア」では、2位「給与に不満がある」が1.2pt上昇し、9.5%になりました。順位も2位に上がりました。前々回の調査からは2.6pt上昇しており、「給与に不満がある」を転職理由に挙げる人が増加傾向です。「技術系(IT・通信)」の転職求人倍率は、本調査期間中に7~9倍で推移し、職種別でみると最も高くなっています。転職することで年収が上がる可能性が高く、給与に不満を持つ人は現職での昇給を待たずに転職で年収アップを狙う人が増加傾向です。

販売/サービス系

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある12.6%0.8pt
2位2位給与に不満がある9.7%0.5pt
3位3位残業が多い/休日が少ない7.8%0.0pt
4位5位土日祝日に休みたい7.8%1.4pt
5位4位雇用形態を変えたい6.2%-0.2pt
6位6位不規則な勤務が不満5.5%-0.3pt
7位7位会社の将来性が不安4.3%-0.2pt
8位8位昇進が望めない3.0%-0.3pt
9位10位幅広い経験・知識を積みたい2.7%0.3pt
10位12位市場価値を上げたい2.4%0.4pt

「販売・サービス系」では、1位「ほかにやりたい仕事がある」(前回比+0.8pt)、2位「給与に不満がある」(前回比+0.5pt)、4位「土日祝日に休みたい」(前回比+1.4pt)の割合が特に増加しました。同僚の転職などをきっかけに転職しやすい市況であることを知り、不満の解消や希望の仕事ができる可能性の高い求人があれば転職をする人が増えています。

建築/土木系技術職

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある14.3%-3.0pt
2位2位残業が多い/休日が少ない11.7%2.1pt
3位3位会社の将来性が不安8.1%-0.6pt
4位4位給与に不満がある8.1%0.6pt
5位5位専門知識・技術を習得したい4.3%-0.9pt
6位6位土日祝日に休みたい3.9%0.4pt
7位7位U・Iターンしたい3.7%0.4pt
8位9位不規則な勤務が不満2.9%0.4pt
9位8位幅広い経験・知識を積みたい2.9%0.2pt
10位13位雇用形態を変えたい1.8%0.0pt

「建築・土木系技術職」では、2位「残業が多い/休日が少ない」(前回比+2.1pt)、4位「給与に不満がある」(前回比+0.6pt)の割合が特に増加しました。この職種では、勤務時間の長さを改善するために転職を考える人がほかの職種よりも多い傾向にあります。求人数の増加が続く中で、不満を解消できるポジションが見つかれば転職をする人が増加しました。

専門職系(コンサルタント/金融/不動産/流通)

                            
順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある18.3%1.1pt
2位2位会社の将来性が不安12.7%1.4pt
3位3位専門知識・技術を習得したい4.8%-1.6pt
4位5位残業が多い/休日が少ない4.4%-0.6pt
5位6位給与に不満がある4.2%-0.3pt
6位4位幅広い経験・知識を積みたい3.5%-2.4pt
7位8位業界の先行きが不安3.3%0.2pt
8位24位家庭環境の変化によるため2.0%1.5pt
9位7位市場価値を上げたい1.8%-1.5pt
9位9位会社の評価方法に不満がある1.8%-0.3pt
9位10位U・Iターンしたい1.8%0.0pt

「専門職系(コンサルタント・金融・不動産・流通)」では、1位「ほかにやりたい仕事がある」(前回比+1.1pt)、2位「会社の将来性が不安」(前回比+1.4pt)の割合が特に増加しました。「ほかにやりたい仕事がある」が増えている背景には、事業会社の「企画・管理系」の求人数が増加していることがあります。外部からコンサルタントとして経営支援をしていた人が、事業会社への転職を希望する傾向が強まっています。

企画/管理系

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位2位会社の将来性が不安13.8%1.6pt
2位1位ほかにやりたい仕事がある12.4%-2.4pt
3位4位専門知識・技術を習得したい5.6%0.0pt
4位3位給与に不満がある4.5%-1.1pt
5位9位業界の先行きが不安4.5%1.8pt
6位5位幅広い経験・知識を積みたい3.8%-1.4pt
7位6位残業が多い/休日が少ない3.6%-0.4pt
8位8位U・Iターンしたい3.1%-0.1pt
9位7位市場価値を上げたい2.7%-0.6pt
10位14位転勤したくない1.6%0.2pt

「企画・管理系」では、1位「会社の将来性が不安」(前回比+1.6pt)、5位「業界の先行きが不安」(前回比+1.8pt)の割合が特に増加しました。経営難でいますぐに転職しなければならない、という人は少ないものの、「企画・管理系」においても、人事・経理・経営企画などいずれのポジションも求人数が増えているため、市況の良い今のうちにより将来性が見込める会社に転職をしたいと考えた人が多かったようです。

モノづくりエンジニア

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位会社の将来性が不安17.7%2.0pt
2位2位ほかにやりたい仕事がある11.8%-0.7pt
3位3位給与に不満がある6.8%-1.0pt
4位4位専門知識・技術を習得したい5.9%0.1pt
5位5位U・Iターンしたい5.5%0.1pt
6位6位残業が多い/休日が少ない5.5%0.3pt
7位8位倒産/リストラ/契約期間の満了3.1%0.0pt
8位11位雇用形態を変えたい2.4%0.1pt
9位9位幅広い経験・知識を積みたい2.3%-0.2pt
10位10位転勤したくない2.2%-0.2pt

「モノづくりエンジニア」では、1位「会社の将来性が不安」(前回比+2.0pt)の割合が特に増加しました。電機・機械系のメーカーでは、今回の調査期間に企業ごとの業績が好不調に分かれたため、業績が悪化した企業で働く人の中には、転職を希望する人が増加しました。

メディカル系専門職

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある17.8%1.8pt
2位2位会社の将来性が不安8.6%-1.4pt
3位3位給与に不満がある6.8%0.0pt
4位4位専門知識・技術を習得したい6.7%0.0pt
5位5位残業が多い/休日が少ない5.6%0.9pt
6位6位U・Iターンしたい5.1%0.4pt
7位8位幅広い経験・知識を積みたい3.2%0.2pt
8位7位雇用形態を変えたい2.7%-0.6pt
9位10位不規則な勤務が不満2.7%0.3pt
10位13位倒産/リストラ/契約期間の満了2.4%0.0pt

「メディカル系専門職」では、1位「ほかにやりたい仕事がある」(前回比+1.8pt)、5位「残業が多い/休日が少ない」(前回比+0.9pt)の割合が特に増加しました。「ほかにやりたい仕事がある」という人の中には、看護師など医療従事者に事業会社への転職を希望する人が増えていることが挙げられます。「残業が多い/休日が少ない」という人の中には、求人数の多い今のうちに、より就業環境の良い仕事を探して転職活動を始めた人が増加傾向です。

クリエイティブ系

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある11.5%-0.5pt
2位2位残業が多い/休日が少ない9.5%0.3pt
3位5位給与に不満がある8.9%1.4pt
4位4位会社の将来性が不安7.7%-0.5pt
5位3位専門知識・技術を習得したい7.2%-1.1pt
6位7位幅広い経験・知識を積みたい6.6%0.7pt
7位6位市場価値を上げたい4.9%-1.6pt
8位8位雇用形態を変えたい4.2%0.0pt
9位9位倒産/リストラ/契約期間の満了2.4%-0.9pt
10位13位U・Iターンしたい2.3%0.9pt

「クリエイティブ系」では、3位「給与に不満がある」(前回比+1.4pt)、6位「幅広い・経験知識を積みたい」(前回比+0.7pt)、10位「U・Iターンしたい」(前回比+0.9pt)の割合が特に増加しました。「幅広い経験・知識を積みたい」は、前回調査で大幅に減少した理由の1つで、前々回の調査では7.9%でした。この職種では、2、3年前までは仕事内容の改善を転職理由に挙げる人が多かったのですが、勤務時間や給与など働く条件の改善を目的に転職をする人が増えています。

事務系(アシスタント職)

順位 前回 転職理由 割合 前回比
1位1位ほかにやりたい仕事がある11.7%0.4pt
2位3位雇用形態を変えたい8.5%1.6pt
3位4位給与に不満がある8.3%1.5pt
4位2位会社の将来性が不安6.0%-1.6pt
5位5位残業が多い/休日が少ない5.3%0.0pt
6位6位専門知識・技術を習得したい3.9%-0.8pt
7位10位人間関係が上手くいかない3.5%0.8pt
8位8位家庭環境の変化によるため3.3%-0.1pt
9位7位幅広い経験・知識を積みたい3.3%-0.9pt
10位9位倒産/リストラ/契約期間の満了3.0%-0.4pt

「事務系(アシスタント職)」では、2位「雇用形態を変えたい」(前回比+1.6pt)、3位「給与に不満がある」(前回比+1.5pt)の割合が特に増加しました。「事務系(アシスタント職)」の求人数は、2017年の4月入社を目標にした求人が、2017年1~3月の間に大幅に増えたため、雇用形態や給与に不満のある人がより希望に近い条件の仕事に転職を希望したようです。

面接での転職理由の伝え方も、アドバイスします
エージェントサービスに申し込む(無料)

調査概要

【データ出典】本コンテンツのデータはdodaサービスにご登録いただいている方のデータを元に集計

【データ抽出期間】2016年10月~2017年3月

【有効回答数】35,646件

※前回比について:+0.5%以上・・・赤字、-0.5%以下・・・青字

※調査結果の「割合」は、小数点第二位を四捨五入して記載しています。順位は異なっているものの割合が同じ箇所があります。
また、今回調査(2016年10月~2017年3月)の前回比が、今回調査と前回調査(2016年4月~9月)の割合の差と一致しない場合があります。

※割合の数値は、小数点第二位を四捨五入して記載しているため、今回調査と前回調査の差が前回比の数値と一致しない場合があります。

このエントリーをはてなブックマークに追加

適職探しのヒントが見つかる!転職タイプ診断
ハイクラス転職サービスdodaX

ステップで分かる転職ノウハウ

  • 20代 未経験 転職