不安障害・ADHD・免疫不全/20代/事務への転職ストーリー

不安障害・ADHD・免疫不全の方の転職体験談不安障害・ADHD・免疫不全の方の転職体験談

大学中退・社会人経験ほぼゼロの私が、大手独立行政法人に就職!

O.T.さん 20代 不安障害・ADHD・免疫不全

転職活動期間
2ヶ月
前職
人材業界 経理
現職
独立行政法人 事務

子ども時代~大学生の頃の私

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小学校は普通級に通いましたが、放課後は特別学級で過ごしていました。母の話では、子どもの頃は、学校からの呼び出しもよくあったそうですが、私自身は周りの友達との違和感はありませんでした。その頃から服薬していたので、状態が安定していたのだと思います。高校生か大学生くらいになって、たまに服薬しない日があると、気力がない、やる気が起きない、忘れ物が増える、自分がすることの手順がわからなくなるなどの症状が出るので、「やっぱり自分はADHDなんだな」と徐々に自覚するようになりました。

私は、高校1年生からカナダに留学していました。大学1年のころ帰国して、日本の大学に編入しましたが、眠れない、人から見られているような気がする、電車に乗ることも怖くなり、病院に行くと、不安症と診断されました。また、髄膜炎にも罹患し、入退院が続き、体調も元に戻らないので、大学3年生のとき中退し、実家のある大阪に戻りました。

大学中退後は家業の手伝いを3年、そして就職

その頃の私は、体も心も弱っていて、何をしたらよいかも分からない、気力はどんどんなくなり、これから先、自分に何ができるのだろうと、茫然とした気持ちで暮らしていました。生きる意味を考える日々でしたが、母が経営する美容院で経理関係の仕事を細々と手伝いながら、3年が経ちました。何も言わず、見守ってくれた母には心から感謝しています。

3年かけて、少しずつ回復し、社会復帰することができました。人材会社での経理の仕事に就きました。しかし、仕事に慣れてきた頃、新型コロナウィルスの感染拡大により在宅勤務になったり、社会が大きく変化したことで、私の体調もまた悪くなってしまいました。そのときも母は、何も言わず私を受け入れてくれ、私は、再び家業の手伝いをして過ごしていました。

主治医がきっかけとなったdodaチャレンジへの登録

dodaチャレンジを知ったきっかけは主治医でした。私の症状が落ち着いてきたため、主治医が、「社会復帰するための就労移行支援サービスがあるよ」と紹介してくれたのが「ミラトレ」でしたが、ミラトレと同じ会社で障害者専門の転職エージェントがあると知り、仕事を紹介してくれるならとdodaチャレンジに登録してみることにしました。早く復帰をして、母を安心させたいと思ったからです。登録後、キャリアアドバイザーからお電話をいただきましたが、とても感じが良くて、フランクに話して下さるので、緊張がほぐれたことをよく覚えています。私の話を寄り添って親身になって聴いてくれるので、とても安心しました。また、信頼できそうな方だと感じました。

自信のない私を勇気づけ、力をくれたキャリアアドバイザー

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はじめてのキャリアカウンセリングはZOOMで行いました。希望する仕事の条件を聞かれましたが、私には特にありませんでした。当時の私は、「自分は何もできない人間」だと思っていましたので、希望条件がないというより、「何もわからない」と言った方が適切かもしれません。しかし、キャリアアドバイザーは、「Oさんの長所は、経理の仕事を続けて、正確にミスなく仕事ができることですよ。第一印象もとても柔らかいし、誰とでもコミュニケーションがとれることも持ち味です」と伝えてくださったんです。すごく嬉しかったですね。それと同時に、そうかもしれないな、と自分に対して自信が出てきました。また、会話を進める中で私の海外留学の経験を汲み取ってくださって、英語力を活かす仕事を探していきましょう、と後押ししてくれました。

面接練習の甲斐あって、独立行政法人に就職

紹介してくれた企業は、現在勤める独立行政法人のほか、銀行など大手企業ばかりでした。すべての企業に応募しましたが、私は、これまで就職活動をほとんどしたことがなく、面接に不安があったので、面接の練習をお願いしました。キャリアアドバイザーからは、ハキハキ発声すること、ワントーン上げて声を出すこと、第一印象となる挨拶が大事であることをアドバイスいただき、何度も練習しました。練習を重ねるごとに、だんだんと明るい印象で話せるようになり、これなら面接も大丈夫かな、と思えてきました。そして、面接本番では、dodaチャレンジの企業担当の方が同席してくれたので、あまり緊張せず臨むことができました。

様々なサポートのおかげで、私ひとりで就職活動をしていては出会えない企業に就職することができました。まさか、グローバルな環境で英語を使う仕事に就くとはまったく想像していませんでしたし、これまでやってきたことが仕事に繋がって本当にやりがいを感じます。私が担当する業務は、留学生に向けたイベントを企画し実施することです。今はコロナ禍で制限されることも多いですが、日本を選んで留学してくれた様々な国の人たちに少しでも喜んでもらえるイベントを考えています。私の留学経験が活きてくるので、仕事はとても楽しいです。直近では私の仕事ぶりを評価して業務の幅も広がってきたり、成果を認めてもらえたことに喜びと達成感を感じました。
やっと仕事人生の扉が開いたと実感しています。自分にできる仕事を着実に増やしていき、国際社会に貢献していきたいと思います。

不安障害・ADHD・免疫不全の方からのメッセージ不安障害・ADHD・免疫不全の方からのメッセージ

メッセージ

私は、自分のことを人にさらけ出すことが苦手なところがあり、また「自分なんて・・・」と自信もないので、dodaチャレンジに登録することを最初ためらっていました。自分に紹介してくれる企業はないだろう、そんな風に思っていました。しかし、dodaチャレンジのWebサイトにある転職成功ストーリーを何度も読んでいるうちに、もしかしたら自分にもチャンスがあるかもしれない、勇気を出してみようと登録しました。この小さな一歩が、私の人生を大きく変えてくれました。もし、これを読んでいて悩んでいる方、まだしんどいな~と思う場合は無理に行動しなくても大丈夫ですし、人生をちょっと前に進めようかなと思えた方は踏み出してみてください。

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