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韓国転職マニュアル

※新型コロナウイルス感染症や、海外への渡航・滞在についての最新情報は、厚生労働省、外務省など、公的機関のWebサイトの情報もあわせてご確認ください。各地域の最新の転職状況については、相談デスクでもご相談いただけます。

「海外転職」と一口に言っても、求人の傾向は国やエリアによって異なりますし、求められる能力、面接の進め方もさまざまです。そのため、「転職活動の進め方が分からない」「面接の準備方法が分からない」という不安は誰にでもあります。韓国の転職活動についてはもちろん、その後のキャリアについてもご紹介します。

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1.韓国転職の概況と求人の特徴

近年、日本からの就業希望者は増えています。しかしながら、日本での就業経験を持つ人を対象とした求人は日系企業がメインとなっており、なかでも豊富な営業経験を持つ人材を対象とした求人、製造業の専門性の高い技術者求人、医療業界、IT関連に絞られています。また、近年では飲食業を中心としたサービス業の進出が増加しているため、この分野の求人は今後も期待できます。ただし、転職市場は流動的なので、随時、転職エージェントを通じて最新情報をキャッチアップすることをおすすめします。

韓国で就業するためには韓国語能力が求められます。求められる水準は日常会話からビジネスレベルまで企業や職種によってさまざまです。英語力は必須ではありませんが、韓国でも英語能力が高ければ、競争力のある候補者になる可能性が高まります。

2.韓国転職で身につくもの

韓国の日系企業の場合、中小企業の求人案件がほとんどとなっており、多様な仕事を素早く実行する能力が求められます。そのため、短期間でビジネスパーソンとして成長でき、その後のキャリアに役立つ知識を得ていくことができます。

3.韓国の面接

企業にもよりますが、韓国での転職は非常にスピーディーです。そのため、求人応募から内定まで3~4週間程度の場合がほとんどとなりますので、求人に応募する前に面接の準備もしっかり整えておきましょう。

面接の回数

韓国での転職活動の場合、多くの企業で面接は2回程度となっています。

一次面接

基本的に人事担当者と上司になる方が面接を担当します。外資、ローカル企業はもちろん日系企業であっても韓国語での面接となります。たとえ面接官が日本語に堪能でも、語学力チェックも兼ねて韓国語面接の場合が多々ありますので、準備はしっかり行いましょう。また英語を利用する仕事では英語での面接が行われます。

面接内では、企業の説明、業務内容の説明、チームストラクチャーを説明されることが多く、面接官からの質問では、「なぜ韓国で働きたいのか」「どのくらいの期間、韓国で働けるのか」のふたつがよく尋ねられます。これらの質問により、企業側が求めている要件を満たしているかをチェックしているので、事前に職務内容や企業が求める人物像を確認して準備することをおすすめします。ただし、それが自分のキャリアビジョンとあっているのかということもしっかり考え、応募を決定することが重要です。

最終面接

上司になる方と所属部門の部門長や役員が面接を担当します。日系企業では、日本本社の管理職が参加するケースもあります。
日本と同様に最終面接では、具体的な職務に関する内容よりもカルチャーフィットや人柄面を見られることが多いです。一次面接で応募先企業のカルチャー等について質問してその企業の理解を深めるなどして準備を進めましょう。

面接時の服装

韓国の面接でも基本的には、ビジネススーツを着用しましょう。また、清潔感を意識してください。

面接のときに気をつけること

一次面接、最終面接ともにWeb面接のケースが増えてきています。 Web面接でもフォーマルな服装で面接に臨んでください。また、照明の明るさや周りの雑音など面接時の室内の環境には十分注意してください。

4.韓国転職 Q&A

韓国の転職活動について、よくある質問を紹介します。

Q

韓国に住んでいなくても転職活動はできますか。

A

もちろん問題ありません。現地法人への転職の場合、採用の責任者が韓国にいることが多いため、一次面接はWeb面接のケースも多いです。しかし、最終面接では対面での面接を希望する企業もありますので、その際は渡航することになります。

Q

求人が多い時期はありますか。

A

主に年初と秋ごろに多くなる傾向にあります。多くの日系企業は1年を終えて来年の採用人数を決めるケースが多いため年初に求人が多く、秋の場合は欠員補充や増員のための求人が増加します。

Q

面接は韓国語もしくは英語ですか。

A

求人内容にもよりますが、日系企業であってもほとんどの企業で日本語・韓国語の両方で面接が実施されます。韓国での転職では韓国語が求められるケースが多く、すべての面接が韓国語で行われるケースも少なくありません。英語力が求められる企業・職種では英語・韓国語での面接が行われます。

Q

内定から入社までの流れを教えてください。

A

内定後はおよそ1週間以内にその内定を承諾するか辞退するかを回答することが一般的です。内定承諾後は、ビザの手続き、退職交渉、健康診断の受診(必要ない場合もあり)を経て、入社となります。入社までの期間はビザの発給状況にもよりますが、内定承諾後、およそ1~2カ月となります。

5.各地域の転職マニュアル

6.関連情報

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