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シンガポール転職マニュアル

※新型コロナウイルス感染症や、海外への渡航・滞在についての最新情報は、厚生労働省、外務省など、公的機関のWebサイトの情報もあわせてご確認ください。各地域の最新の転職状況については、相談デスクでもご相談いただけます。

「海外転職」と一口に言っても、求人の傾向は国やエリアによって異なりますし、求められる能力、面接の進め方もさまざまです。そのため、「転職活動の進め方が分からない」「面接の準備方法が分からない」という不安は誰にでもあります。シンガポールの転職活動についてはもちろん、その後のキャリアについてもご紹介します。

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1.シンガポール転職の概況と求人の特徴

シンガポールには、グローバル企業が多数、アジア地域の拠点を構えています。日系の大手企業も数多く進出しており、日本での就業経験者を対象とする求人の約8割は日系企業で、残りが外資系企業という状況です。
業種はIT、金融、コンサルティングサービス、物流など幅広く、製造業の拠点もありますが、ほかのアジア諸国では部品メーカーの営業が多いのに対して、シンガポールでは営業職に加えて会計・経理、法務、経営企画など、管理部門系の幅広い職種の求人があることが特徴です。ただし、管理部門系の求人は、一定の実務経験が求められます。

2.シンガポール転職で身につくもの

シンガポールは、公用語が英語であり日系企業を含むほとんどの企業で英語力を求められるため、ビジネスにおける英語力の向上は期待できます。また、業務効率の向上(生産性の向上)もシンガポールで身につくスキルのひとつです。残業をあまりしない文化であり、勤務時間の中でいかに仕事を終えるかということが重要になるため、ていねいさだけでなくスピード感も重要です。仕事やプロジェクトに対するスピード感や、電話やメールに対する対応の早さには、慣れるまでは驚くかもしれません。

3.シンガポールの面接

企業にもよりますが、シンガポールでの転職は非常にスピーディーです。そのため、求人応募から内定まで3~4週間程度の場合がほとんどとなりますので、求人に応募する前に面接の準備もしっかり整えておきましょう。

面接の回数

シンガポールでの転職活動では、多くの企業で、面接は2回程度となっています。

一次面接

基本的に人事担当者と上司になる方が面接を担当します。外資、ローカル企業は英語での面接となります。日系企業においても、面接官が日本語に堪能な場合でも、英語チェックを兼ねて英語面接が行われることが多いので、英語面接の準備はしっかり行いましょう。

面接では、企業の説明、業務内容の説明、チームストラクチャーを説明されることが多く、面接官からの質問では、「なぜシンガポールで働きたいのか」「どれくらいの期間、シンガポールで働けるのか」のふたつがよくある質問です。これらの質問により、海外転職への真剣度や、長期的に活躍をしてもらえるのかなどを判断される場合が多く、業務内容や企業が求める人物像を理解するとともに、シンガポールでどのようなキャリアを描きたいのかということも明確にしておくことをおすすめします。
ただし、それが自分のキャリアビジョンとあっているのかということもしっかり考え、応募を決定することが重要です。

最終面接

上司になる方と所属部門の部門長や役員が面接を担当します。日系企業では、日本本社の管理職が参加するケースもあります。
日本と同様に最終面接では、具体的な職務に関する内容よりも、カルチャーフィットや人柄面を見られることが多いです。一次面接時に応募先企業のカルチャー等について質問してその企業の理解を深めるなどして準備を進めましょう。

面接時の服装

シンガポールの面接でも基本的にはビジネススーツを着用しましょう。また、清潔感を意識してください。

面接のときに気をつけること

一次面接、最終面接ともにWeb面接のケースが増えてきています。 Web面接でもフォーマルな服装で面接に臨んでください。また、照明の明るさや周りの雑音など面接時の室内の環境には十分注意してください。

4.シンガポール転職 Q&A

シンガポールの転職活動について、よくある質問を紹介します。

Q

シンガポールに住んでいなくても転職活動はできますか。

A

もちろん問題ありません。現地法人への転職の場合、採用の責任者がシンガポールにいることが多いため、一次面接はWeb面接のケースも多いです。しかし、最終面接は、対面での面接を希望する企業もありますので、その際は渡航していただくことになります。

Q

求人が多い時期はありますか。

A

日系企業の場合、例年4月から8月に向けて、求人数が増加する傾向にあります。
外資系やシンガポールのローカル企業に応募する場合、特にローカル企業では、年末のボーナスの支払いや旧正月が終わった3月ころから、徐々に求人数が増加する傾向にあります。

Q

面接は英語ですか。

A

日系企業であってもほとんどの企業で日本語・英語の両方で面接が実施されます。そのため、英語面接の準備はしっかり行いましょう。

Q

内定から入社までの流れを教えてください。

A

内定後は、およそ1週間以内にその内定を承諾するか辞退するかを回答するのが一般的です。内定承諾後は、ビザの手続き、退職交渉、健康診断の受診(必要ない場合もあり)を経て、渡航となります。

入社までの期間はビザの発給状況にもよりますが、内定承諾後、およそ1~2カ月となります。

5.各地域の転職マニュアル

6.関連情報

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