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ベトナム転職マニュアル

※新型コロナウイルス感染症や、海外への渡航・滞在についての最新情報は、厚生労働省、外務省など、公的機関のWebサイトの情報もあわせてご確認ください。各地域の最新の転職状況については、相談デスクでもご相談いただけます。

「海外転職」と一口に言っても、求人の傾向は国やエリアによって異なりますし、求められる能力、面接の進め方もさまざまです。そのため、「転職活動の進め方が分からない」「面接の準備方法が分からない」という不安は誰にでもあります。ベトナムの転職活動についてはもちろん、その後のキャリアについてもご紹介します。

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1.ベトナム転職の概況と求人の特徴

ベトナムは「チャイナ・プラスワン」の筆頭とも言える国で、2000年代半ばごろから、中国に次ぐ製造拠点として日系および外資の製造業が進出しています。

日系企業の多くはホーチミン、ハノイに拠点を置いていますが、最近では中部のダナンにも拠点を置く企業が増えています。企業規模は、大手から中小までさまざまです。
日系企業の求人の傾向としては製造業が圧倒的に多く、技術者の場合は、開発よりも工場管理、生産管理などが中心ですが、最近ではIT企業の求人も見受けられます。文系職種では営業のほか、中小企業では総務・経営サポート的なポジションも少なくありません。

求められる言語は基本的に英語ですが、さほど高いレベルが求められない求人も多く、日系企業では日本語で面接が行われるケースも多いです。
アジア各国・各エリアの中でも、企業の採用熱が飛び抜けて高いことも特徴です。

2.ベトナム転職で身につくもの

日系企業を含めた外資系企業の社内でのコミュニケーションは英語を利用する場合が多く、英語を使って仕事にチャレンジすることが可能です。ローカルスタッフも英語非ネイティブなので、これからビジネス英語を身につけたい方には最適な環境といえます。

また平均年齢が約30歳と若い労働者が多く、ベトナム勤務開始からいきなりローカルスタッフのマネジメントを任せられることも少なくありません。日本国内では考えられないようなスピードでマネジメント経験を積むことができることが魅力のひとつです。

経済成長著しく、街や人の活気がある環境で働くことで自身もポジティブになれることも魅力です。ベトナム人は自己投資意欲が高く、刺激を受けながら自己成長できる環境ともいえます。

3.ベトナムの面接

企業にもよりますが、ベトナムでの転職は非常にスピーディーです。そのため、求人応募から内定まで3~4週間程度の場合がほとんどとなりますので、求人に応募する前に面接の準備もしっかり整えておきましょう。

面接の回数

ベトナムでの転職活動では、多くの企業で、面接は2回程度となっています。

一次面接

大手企業の場合、現地の日本人人事担当者と所属部門の部門長が担当することが一般的です。規模が小さい企業では、一次面接から現地社長が担当するケースもあります。

また、日系企業では日本語で面接が行われるケースが多いです。質問内容としては、日本で行われる面接と同様に、ご自身の強みや弱み、募集しているポジションに対するスキルや経験を聞かれることが一般的です。

しかし、日本と異なる点として、ベトナムへの転職のモチベーションや覚悟を問われますので「なぜベトナムで転職したいのか?」「どれくらいの期間、ベトナムで働けるのか」という点についてはしっかりした答えを準備してください。

最終面接

日系大手企業においては、面接官は現地社長または日本本社の人事担当者が担当します。日本と同様に最終面接では、具体的な職務に関する内容よりも、カルチャーフィットやあなたの人柄面を見られることが多いです。一次面接時に応募先企業のカルチャー等について質問してその企業の理解を深めるなどして準備を進めましょう。

面接時の服装

ベトナムの面接でも基本的にはビジネススーツを着用しましょう。また、清潔感を意識してください。

面接のときに気をつけること

一次面接、最終面接ともにWeb面接のケースがほとんどです。
Web面接でもフォーマルな服装で面接に臨んでください。また、照明の明るさや周りの雑音、背景など面接時の室内の環境には十分注意してください。また、10分前を目安に事前にオンラインにしておきましょう。

4.ベトナム転職 Q&A

ベトナムの転職活動について、よくある質問を紹介します。

Q

ベトナムに住んでいなくても転職活動はできますか。

A

もちろん問題ありません。現地法人への転職の場合、採用の責任者がベトナムにいることが多いため、一次面接はWeb面接のケースも多いです。しかし、最終面接は、対面での面接を希望する企業もありますので、その際は渡航していただくことになります。

Q

求人が多い時期はありますか。

A

ベトナムは近年、日系企業進出が著しく、求人数も増えています。通年で一定数の求人がありますが、特に多い時期としては12月と4月前後の企業の年度の変わり目です。

Q

面接は英語ですか。

A

日系企業では、基本的には日本語での面接となりますが、採用担当者がベトナム人や日本人以外の場合には英語での面接となります。

Q

内定から入社までの流れを教えてください。

A

内定後は、およそ1週間以内にその内定を承諾するか辞退するかを回答することが一般的です。内定承諾後は、ビザおよび就労許可証取得の手続きを経て、入社となります。
入社までの期間はビザの発給状況にもよりますが、内定承諾後、およそ1~2カ月となります。

5.各地域の転職マニュアル

6.関連情報

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