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タイ転職マニュアル

※新型コロナウイルス感染症や、海外への渡航・滞在についての最新情報は、厚生労働省、外務省など、公的機関のWebサイトの情報もあわせてご確認ください。各地域の最新の転職状況については、相談デスクでもご相談いただけます。

「海外転職」と一口に言っても、求人の傾向は国やエリアによって異なりますし、求められる能力、面接の進め方もさまざまです。そのため、「転職活動の進め方が分からない」「面接の準備方法が分からない」という不安は誰にでもあります。タイの転職活動についてはもちろん、その後のキャリアについてもご紹介します。

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1.タイ転職の概況と求人の特徴

タイは、ほかのアジア各国・各エリアに比べて古くから外国からの投資を積極的に受け入れてきたため、日系・外資系ともに多くの企業が進出しており、高度に現地化している企業も多数あります。

日本での就業経験を持つ方を採用しようとする求人の大半は、日系企業が募集しています。日系企業のタイ進出の歴史は古く、治安も良く暮らしやすいため、日本からの移住者が集まるコミュニティも定着しています。製造、IT、商社から、不動産、コンサルティング、飲食、販売、サービス業など幅広い業種の求人が豊富にありますが、直近では小売・サービス業、IT系スタートアップの求人が多い傾向にあります。職種としては、ITエンジニア、営業、事務、カスタマーサービスなど幅広く転職のチャンスがあります。

言語は、英語は日常会話レベルが求められます。タイ語能力は、あれば優遇されることが多いです。

2.タイ転職で身につくもの

タイは公用語がタイ語ですが、多くの外資系企業が参入しているため、ビジネスシーンでは英語が一般的です。そのため、日系企業に転職したとしても、取引先や社内コミュニケーションでは英語を使うことが多いので、英語力の向上が見込めます。

またタイ人に限らず、多国籍の方々が就労しているため、さまざまな文化や価値観を持つ同僚と一緒に働くことで、日本国内では体験しにくいグローバル視点でキャリア形成ができ、適応力やコミュニケーション力も向上させられる環境です。

3.タイの面接

企業にもよりますが、タイでの転職は非常にスピーディーです。そのため、求人応募から内定まで3~4週間程度の場合がほとんどとなりますので、求人に応募する前に面接の準備もしっかり整えておきましょう。

面接の回数

タイでの転職活動では、多くの企業で、面接は2回程度となっています。

一次面接

基本的に人事担当者と上司になる方が面接を担当します。欧米系企業、ローカル企業は英語での面接となります。日系企業においても、面接官が日本語に堪能な場合でも、英語力チェックも兼ねて英語での面接を実施することが多いので、英語面接の準備はしっかり行いましょう。

面接では、企業の説明、業務内容の説明、チームストラクチャーを説明されることが多く、面接官からの質問では、「なぜタイで働きたいのか」「どれくらいの期間、タイで働けるのか」から始まり、長期で会社に就労できることを想定した質問をされる傾向にあります。これらの質問により、企業側が求めている要件を満たしているかをチェックしているので、事前に職務内容や企業が求める人物像を確認して準備することをおすすめします。ただし、それが自分のキャリアビジョンとあっているのかということもしっかり考え、応募を決定することが重要です。

最終面接

上司になる方と所属部門の部門長や役員が面接を担当します。日系企業では、日本本社の管理職がオンラインで参加するケースもあります。

日本と同様に最終面接では、具体的な職務に関する内容よりも、カルチャーフィットや人柄面を見られることが多いです。一次面接時に応募先企業のカルチャー等について質問してその企業の理解を深めるなどして準備を進めましょう。

面接時の服装

タイの面接でも基本的には、ビジネススーツを着用しましょう。また、清潔感を意識してください。

面接のときに気をつけること

原則、対面面接が多いですが、最近ではWeb面接を実施する企業も増えています。
Web面接でもフォーマルな服装で面接に臨んでください。また、照明の明るさや周りの雑音、背景など面接時の室内の環境には十分注意してください。また、10分前を目安に事前にオンラインにし、通信状況が安定していることも確認してください。

4.タイ転職 Q&A

タイの転職活動について、よくある質問を紹介します。

Q

タイに住んでいなくても転職活動はできますか。

A

もちろん問題ありません。現地法人への転職の場合、採用の責任者がタイにいることが多いため、一次面接はWeb面接のケースも増えています。しかし、最終面接においては、対面での面接を希望する企業もありますので、その際はタイに渡航していただくことになります。

Q

求人が多い時期はありますか。

A

業界にもよりますが、1月~2月と6月~7月が多いです。

Q

面接は英語ですか。

A

求人内容にもよりますが、日系企業であってもほとんどの企業で、日本語・英語の両方で面接が実施されます。タイでの転職においては、英語力が求められるケースが多く、英語で行われるケースも少なくありません。

Q

内定から入社までの流れを教えてください。

A

内定後は、およそ1週間以内にその内定を承諾するか辞退するかを回答するのが一般的です。内定承諾後は、ビザの手続き、退職交渉、健康診断の受診(必要ない場合もあり)を経て、入社となります。入社までの期間はビザの発給状況にもよりますが、内定承諾後、およそ2~3カ月となります。

5.各地域の転職マニュアル

6.関連情報

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